体験して学ぶ地域防災スクール

更新日:2022年05月26日

降雨体験をする児童

降雨体験をする児童

 一人一人が命を守る方法や防災について学び、災害に対する備えの必要性を理解する地域防災スクールが、5月26日恵那北小学校で行われました。全校児童59人は、市消防団長島分団や防災士、国土交通省多治見砂防国道事務所職員などの指導により、土砂災害教室や降雨体験、砂防実験などを通じて、災害の恐ろしさや災害発生のメカニズムなどを学びました。

 土砂災害を学ぶ教室では、恵那北小学校のそばを木曽川が流れていることから、同校は大雨時の避難場所にならないことを確認。過去に発生した大規模な土砂崩れの映像を見て、災害はあっという間に起こることを学びました。また、どれくらいの雨量で災害が起きるのかを、降雨体験車に乗って体験しました。

 模型を使った土砂災害の被害を再現する実験では、砂防ダムなどがない場合、土砂が橋や家屋などを押し流し甚大な被害が発生することを再確認。多治見砂防国道事務所の職員から、砂防ダムの有無によって被害が違うこと、砂防ダムの形状によって土砂や流木をいかに防げるかについて説明を受け、真剣な表情で聞き入っていました。

 地域防災スクールを受けた林陽真(はるま)くん(1年生)は「大雨の体験は、傘がすごく重くなって怖かった。災害が発生する前に、安全な場所へ避難しなければならないことを学びました」と話しました。

多治見砂防国道事務所の職員から土砂災害の被害の説明を受ける
土砂災害の映像を見る児童

土砂災害の映像を見る児童

避難場所や災害現場を照らす照明車の操作体験

避難場所や災害現場を照らす照明車の操作体験

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