冷静で的確な判断　消防協力者に感謝状を贈呈

　6月1日、市消防本部は、迅速で的確な初期消火により火災の延焼拡大を阻止したとして、市民など5人に感謝状を贈呈しました。

　瑞浪市在住の夫妻、伊藤一晴さんと伊藤道子さん、大井町在住の堀井よし江さんの3人は、3月28日、不動の滝（中野方町）に参拝に訪れた際に、滝の付近にある社務所内で炎が上がっているのを発見。道子さんが119番通報している間に、一晴さんとよし江さんでバケツリレーをし消火活動を行った結果、火はほぼ消え、到着した消防隊によって完全に消し止められました。

　早期の通報、迅速で的確な初期消火により火災の延焼拡大を阻止した功績に対し、感謝状が贈られました。

　感謝状を受け取った一晴さんは「当然のことをしただけですが、感謝状をいただけてうれしいです」と話しました。

　恵那峡遊覧船乗り場に勤務している杉山幸督さん（中津川市）、纐纈三紀子さん（中津川市）は、向いにある「榮屋」での消火活動を行った功績に対し、感謝状が贈られました。

　4月14日、恵那峡遊覧船乗り場の事務所内で事務作業中だった纐纈さんが不審な物音を聞き外に出たところ、「榮屋」の調理場で炎が上がっているのを確認。桟橋で作業中の杉山さんが駆け付けて、消火器で消火活動をして火は消し止められました。その後、纐纈さんが119番通報をし、到着した消防隊が完全に火が消えていることを確認しました。この迅速で的確な初期消火により火災の延焼拡大を阻止した功績に対し、感謝状が贈られました。

　感謝状を受け取った杉山さんは「地元の皆さんに貢献をすることができて良かった」と話しました。

　林消防長は「最小限の被害で抑えることができたのは、皆さまの冷静で的確な消火活動のおかげです。今後もより一層、市民に初期消火の重要性と火災予防を啓発していきたいです」と感謝の言葉を述べました。