地域防災の要の消防団　消防操法選考会を開催

　6月12日、恵那市消防防災センターの駐車場にて、3年ぶりとなる市消防操法選考会が開催されました。

　令和2年度と3年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止。それまでは操法大会として市内の消防団が一堂に会し開催されてきましたが、今年度は分団ごとに集合時間を分けて競技を行う選考会方式に変更されました。また、競技の内容を大幅に見直して規律などの動作訓練を削減し、消防技術習得といった操法本来の意義を徹底した内容・審査としています。市内13隊、合計65人の出場隊員は一致団結し、敏しょう性や士気、安全性、チームワークなどを要点に訓練の成果を披露しました。

　今年度は小型ポンプ操法による競技を実施。指揮者の号令の下、小型ポンプを作動させ防火水槽から給水し、20メートルのホースを3本つなげ、火点と呼ばれる目標に向かって放水するまでの動作をそれぞれが機敏な動きで行います。何か一つでもかみ合わないと迅速な放水ができないため、正確性やスピード感、チームワークが試されます。

　優勝は大井分団で、準優勝は岩村分団、3位は武並分団となりました。今後も、地域防災の要となる消防団の活躍が期待されます。