水害に備えて土のう作成の水防講習会を開催

更新日:2022年07月17日

土のう作りを体験する市消防団

 7月17日、近年頻発する豪雨災害による水害に備えて、市消防防災センターで市消防団が土のう作成の水防講習会を開催しました。

 水防講習会は今回が初めての取り組み。令和2年7月豪雨、令和3年8月の大雨など、集中豪雨や台風で市内でも大きな被害が出ることが多くなっています。今回の講習を通じて、市消防団の災害対応能力を強化することを目的としています。

 市内13分団各5人が集まり、有限会社佐藤建設(大井町)の佐藤吉松代表取締役を講師に迎え、土のう袋の種類や土のうの役割、積み方について講習を受けた後、実際に土のうの作成を体験しました。一人でも作業がしやすいように、直径25センチメートルのポリエチレン製の仮設管を長さ約30センチメートルに切った筒の中に土のう袋を被せ、18キログラム前後になるように土を入れます。この筒を考案したのも佐藤建設で、軽い上に壊れにくく、耐光性に優れているため大井町の自主防災隊にも常備されています。土のう作りを体験した市消防団からも、一人でも作業がしやすいと好評の声が上がりました。

 佐藤代表取締役からは「消防団は、自治会離れが続く中でも地域に対して良いコミュニケーションを取ることができる、大切な組織です。二次災害には気を付けていただき、いざという時の活動に期待しています」と市消防団の活躍に期待を寄せました。

土のうの積み方を講義する佐藤代表取締役

土のうの積み方を講義する佐藤代表取締役

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