ポーランドカヌーチームとの交流を後世に伝えようと、記念碑が完成
昨年の7月、ポーランドカヌーチームが、笠置峡ボート・カヌー場で東京2020オリンピック事前キャンプを行いました。
市では、ポーランドカヌーチームとの交流の記憶や、オリンピックでのメダル獲得などの感動を後世に引き継ぐため、笠置峡ボート・カヌー場駐車場に記念碑を設置。7月30日には、駐日ポーランド共和国大使などを招いて、記念碑の設置式典が行われました。
式典では始めに、恵那観光大使で和太鼓奏者の加藤拓三氏が、熱のこもった演奏を披露。次に、笠置峡ボート・カヌー場に隣接する恵那北中学校の生徒が、写真パネルを見せながら、事前キャンプの様子を紹介しました。
生徒らは、世界で戦う選手を間近で見ることができた喜びや、勢いよく漕ぐカヌーに驚いたこと、コロナ禍でもオンラインで交流したことなどを紹介し、「私たちにとって、忘れられない思い出となりました」と話しました。
続いて、小坂市長も「ちょうど一年前、今日のような暑い日に、東京のオリンピック会場に向かう選手たちを見送ったことを鮮明に覚えています」と振り返りました。
そして、「ロシアからの避難民を受け入れるポーランドが、親しい友人のことのように気になったのも、事前キャンプを通した交流の結果だと思います。さらに今後も交流が進むことを願っています」と話しました。
駐日ポーランド共和国大使のパヴェウ・ミレフスキ氏は「再び、美しい恵那に来ることができて嬉しく思います」と笑顔であいさつ。
さらに「皆さんのおかげで、オリンピックでは、カヌーチームに6人のメダリストが生まれました。長期間にわたる準備と、おもてなしの心に感謝しています。今後、ポーランドと恵那市が、今の和太鼓演奏のように力強く発展していくことを願っています」と話しました。
最後に、関係者が記念碑の序幕を行い、拍手で記念碑の完成を祝いました。
記念碑は、ステンレス製で高さ180センチ、幅75センチ。メダリストの紹介や、事前キャンプに参加した選手、コーチの氏名が記され、背面には、両国の国旗やポーランドカヌー連盟のロゴマークなどが描かれています。
笠置峡ボート・カヌー駐車場に設置されています
道路側からは、ポーランド国旗などが見えます
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更新日:2022年07月30日