学生ならではの解決策を提案 課題解決型インターンシップを開催

更新日:2022年08月31日

プレゼンテーションを行う日本福祉大学の学生

 インターンシップ生が、大学で学ぶ専門分野の知識や学生ならではの感性を生かして、事業所などが抱える課題の解決策を提案する「課題解決型インターンシップ」。大学生と市内事業所などが接点を増やし、市内の就労促進につなげることを目的に、市では初めて行われました。

 日本福祉大学(愛知県知多郡美浜町)の学生12人は、8月29日(月曜日)から31日(水曜日)まで市内に滞在し、地域資源を活用した恵那峡のにぎわいづくりをテーマに解決策を考案。31日にかんぽの宿恵那(大井町)で行われた発表会で、市商工観光部の職員にプレゼンテーションしました。

 学生たちは現地視察を行い恵那峡が抱える課題を見つけ、にぎわいを創出するには何が効果的なのか、恵那峡近辺の企業訪問などを通じてその解決策を考えました。A、B、Cの3グループに分かれ、15分程度にまとめた内容で発表。Aグループは「恵那峡とサウナ」、Bグループは「レトロモダン恵那峡」、Cグループは「ワーケーションを活用した観光戦略~恵那峡の活性化に向けた提案~」を提案しました。地域資源を生かしつつ、設定したターゲット層に対し、どのような施策を打ち出せば恵那峡に来てくれるのか、地域が活性化するのか、学生らしい発想とアイデアで発表しました。

 提案を受けた商工観光部藤田部長は「市が作成しているパンフレットに、皆さんが考えたキャッチコピーなどをすぐに取り入れたいくらい素晴らしい内容でした」と講評。日本福祉大学の齋藤副学長は「他県出身の学生が岐阜県に就職する機会が増えることにつながる、良い取り組みになりました」と話しました。

 Bグループで発表した日本福祉大学経済学部3年生の石井冬馬(とうま)さん(愛知県知立市)は「観光業や、人のために働く公務員という仕事に興味があります。今回のインターンシップを通じて、地域のために何ができるのか考える良い機会になりました」と話しました。

この記事に関するお問い合わせ先

商工課 商工振興係

〒509-7292
岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 西庁舎3階

電話番号:0573-26-6829
ファクス:0573-26-2861