明知陣屋跡の発掘調査成果を報告

市では、明知城跡の国史跡指定を目指して、令和6年度より4年計画で「明知城跡総合調査事業」を実施しています。これまでの調査の結果、城の存続時期が従来考えられていたよりも長かったことが判明し、城からふもとにある陣屋への移行は緩やかに進んだと想定されました。
そこで、本年度は明知城と明知陣屋の時期的なつながりを明らかにするため、「明知陣屋跡」の発掘調査を実施し、8月1日、成果の報告を行いました。
今回の調査では、2カ所設けた調査箇所のうち1カ所で、江戸時代の遺物を含む地層が確認されました。この地層から陶器片など36点が出土し、その中には17世紀前半のものと考えられる天目茶碗も含まれていました。担当者は、この天目茶碗が陣屋の始まりの時期を示す資料となる可能性があると説明しました。
市明知城跡調査検討委員会の中井均(ひとし)委員長(滋賀県立大学名誉教授)は、「明確な遺構は発見できなかったが、江戸時代の遺物包含層を確認できた。明知城と明知陣屋のつながりを考察する手がかりを得ることができた」とコメントしています。
市は、令和10年度の調査完了後に、国史跡指定の意見具申を目指しています。


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更新日:2026年08月06日