たくさんの「夢」があふれる 第20回下田歌子賞表彰式を開催

更新日:2023年01月23日

エッセイ部門小学生の部で最優秀賞を受賞した渡邊さん

 1月21日文化センターで下田歌子賞の表彰式が開催されました。下田歌子賞は、岩村町出身の歌人で近代女子教育の先駆者でもある、下田歌子を顕彰しつつ、現代人の生き方や考え方、教育のあり方などを共に考え、学ぼうと創設された公募賞です。

 20回を迎える本年は「夢」をテーマにエッセイと短歌を募集。エッセイ部門に1,635作品、短歌部門には2,618作品の応募がありました。作家の童門冬二さんや東洋大学名誉教授の吉田公平さん、実践女子大学・同短期大学部学長の難波雅紀さんらが審査し、入賞、入選作品が決定されました。

 表彰式では、難波学長から選考総評が述べられた後、エッセイ部門と短歌部門それぞれの入賞者に表彰状が手渡されました。さらにエッセイ部門の最優秀賞受賞者が、作品を朗読しました。小学校の部で最優秀賞を受賞した鹿児島県志布志市立松山小学校6年生の渡邊喬香(きょうか)さんは「私の夢」と題し、「尊敬する父親と肩を並べて日本一の米農家になる」という夢を力強く語りました。渡邊さんは「前に入選した時は、小学4年生の時でした。2年経ち、6年生で最優秀賞が取れてとてもうれしいです」と受賞の感想を述べました。エッセイ部門の小学生の部で優秀賞を受賞した長島小学校6年生の金子和愛(のあ)さんは「自分が入賞すると思っていなかったのでびっくりしました」と話しました。

 受賞作品の紹介や講評は、オンラインで行われ、元タカラジェンヌで市観光大使の初風緑さんも、作品を読んだ感想を受賞者に伝えました。

第20回下田歌子賞 受賞者

エッセイ部門小学生の部で優秀賞を受賞した金子和愛さん

表彰状を受け取るエッセイ部門の受賞者

短歌の部入選の水野悠希さん

表彰状を受け取る短歌部門の受賞者

講評をする作家の童門冬ニさん

作家で選考委員長の童門冬ニさん

講評する元タカラジェンヌの初風緑さん

作品の感想を述べる初風緑さん

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