貴重な市の文化財を火災から守る

更新日:2023年01月26日

ひし屋資料館前で消火訓練を行う管理人

 1月26日、文化庁と消防庁が制定している文化財防火デーに合わせ、市指定文化財の中山道ひし屋資料館で防火訓練が行われました。恵那防災株式会社(大井町)指導のもと、施設管理人5人が初期消火の手順を学びました。

 今回は、資料館の中庭にある事務室から出火炎上、母屋に延焼する恐れがあると想定し訓練を実施。火災が発生したことを大声で呼び掛け、まずは資料館に訪れている観光客を屋外へ避難させ、消防署へ119番通報し、消火器による初期消火を体験しました。普段常駐している管理人は1人であり、資料館は木造で火が回る速度も速いため、初期消火よりも観光客の避難を優先させること、と講師から指導され、管理人らは火災発生時の手順を再確認していました。

 管理人代表の加藤桂二さん(大井町)は「毎年行っている訓練ですが、貴重な文化財を守るため、このような機会があるのはとても大切なこと。実際にどのように行動すべきかよく理解できました」と文化財保護の意識を高めました。

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