恵那農高生がスマート農業を学習

1月27日、本市と連携協定を結んでいるソフトバンク株式会社が講師となり、恵那農業高等学校の園芸科学科2年生28人を対象に、最新のスマート農業とその導入事例を紹介する授業が行われました。授業を通して、将来農業をやろうと思っている生徒に農業に対する新たなイメージを持ってもらったり、今後の学習に生かしてもらったりすることを目的に実施されました。
スマート農業とは、ロボットやAIなどの先端技術を農業に取り入れ、農作業の効率化や重労働の軽減を図るものです。深刻化する担い手不足の解消や、新たに農業を始めたいと思っている方への手助けにつながるとされています。
講師を務めた同社公共事業推進本部の西沢志信さんは、同社のシステムを農業に活用したスマート農業の実例を紹介しつつ、スマート農業に取り組めば、これまで経験や勘で行っていた作業を数値化でき、生産性や効率性を向上させることや、各地の農産物などを海外のバイヤーと結び、販路を拡大させることができると説明。生徒らはメモを取りながら熱心に聴講していました。
授業後、生徒らは、手作業で行っているシクラメンの種まきを自動化できないか、ハウス内の雑草や害虫の駆除を効率化できないかなど、花きや野菜、果樹などの栽培にスマート農業をどのように生かすことができるのか班ごとで話し合い、西沢さんへ提案しました。
園芸科学科2年生の西尾迅登(はやと)さんは「実家は、農家ではありませんが、将来農業に関係した仕事に就きたいと思っています。農作業は同時進行でやらなければならないことが多いので、スマート農業を取り入れることで効率化でき、今後の農業が発展していくと感じました」と授業を振り返りました。

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更新日:2023年01月27日