地域の伝統文化 道笛を練習




ふるさと学習の一環として、2月2日、武並小学校6年生が地域の伝統文化である「道笛(みちぶえ)」演奏の練習に取り組みました。
道笛は、直径約1センチ、長さ約40センチほどの竹製の横笛。「道笛」という名前の由来は、武並町藤地区にある武並神社の秋の祭礼において、太鼓とともにおはやしのような形で「神輿行列の道中で吹く笛」というところから道笛と呼ばれているそうです。古くからの地域の伝統を守ろうと、平成5年に藤武並神社道笛保存会を設立、その翌年から今日まで30年近く小学生を対象に道笛を伝承してきました。
昨年11月から12月にかけて道笛を手作りするところからはじめ、今回で3回目の全体練習。楽譜がないため通常は耳で覚えるしかありませんが、担任の先生に「リコーダーの指だとこの音になるよ」とオリジナル楽譜を作ってもらい、自宅での自主練習も重ねてきた結果、3回目とは思えないほどの完成度に。道笛の形も持つ角度もさまざまなため、同保存会の林憲二さん(武並町)の「力を抜きすぎても、入れすぎても音が鳴らない。自分なりのコツを見つけて、太鼓の音に合わせて吹こう」という指導を受け、児童らは互いに披露しあったり、保存会の方にアドバイスを求めたりして、繰り返し練習しました。
道笛学習に取り組んでいる6年生の伊藤和志(かずし)さんは「6年生になって初めて道笛を吹いたので、まず音を出すところから苦労しました。練習したおかげで吹けるようになったので、発表会で日頃の頑張りを発揮したい」と笑顔で話しました。
練習の成果は、2月26日(日曜日)に武並小学校で開催される「武並町文化発表会・武並小学校学習発表会」で披露されます。


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更新日:2023年02月02日