市役所窓口で刺股を使った防犯訓練

(刺股の使い方を学ぶ)
全国的に刃物を使った事件が多発していることから、2月9日、市役所職員を対象とした防犯訓練が行われました。この訓練は、職員や市民の安全を守るための知識と技術を身に付けようと、今回初めて実施。岐阜県警察本部から指導員を講師に招き、各課で窓口対応をする職員など約50人が参加しました。
訓練では始めに、手首や腕をつかまれた時などに身を守る護身術を女性職員が実践。手を回したり引っ張ったりすることで、力が強い相手でも振りほどけることを体験しました。


次に、社会福祉課窓口でクレーマーが激高し刃物を出すという想定で、刺股を使っての訓練が行われました。指導員から「刺股は、勇気を持って一気に押し込む」「イスなどで侵入を妨害する」とアドバイスを受け、大勢の職員が見守る中、4人が役割分担をしてクレーマー役の指導員を刺股で取り押さえました。
訓練を指導した県警察本部教養課の浅野英二さんは「今後、想定外のことが起きる可能性もある。危機意識を持って、自分の身は自分で守ってほしい」と、参加した職員に呼び掛けました。
窓口で刃物を向けられる役を担った健幸推進課の大嶽彩香さんは「話すうちに相手がエスカレートしていくという対応は初めてで、戸惑ってしまった。訓練だとわかっていても、刃物を見せられると恐怖を感じた」と振り返り、「女性が多い職場なので、これからは危機意識を持ち、訓練を生かして対応したい」と話しました。

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更新日:2023年02月09日