部落差別を知るための講演会を開催

2月9日、岐阜市黒野共栄館の橋本雅康さんを講師に招き、恵那市人権同和講演会が開催されました。同講演会は、部落差別(同和問題)について理解を深めようと、毎年開催しています。
今回は「同和問題について知ろうとすること」と題して行われ、会場となった恵那文化センター集会室には、約110人の市民らが集まりました。
講師の橋本さんは、元小中学校教諭。同和地区のある学校へ赴任したのをきっかけに、同和問題を正しく知る必要性に気付き、それ以降、部落差別解消に向けたさまざまな活動を行っています。講演では、同和問題や同和教育との出会いの中で、自分が知らないうちに差別をしてしまっていたことを痛感したことや、子どもたちに同和問題を教えていくことの難しさと大切さなど、差別問題を乗り越えるための心を醸成していくことが重要だと、自身の経験を交えて話しました。
会場からは、「みんなが理解しないと差別はなくならい」「なぜ同和地区をつくったのかを学ばないとなくならない」などの意見がありました。
橋本さんは「部落差別は、現実にあったこと。知らないではなく、正しく理解して知ろうとしていくことが大事。部落差別に限らず、どんな差別もしないと自分で決めることが大切」と話し、自分の言動が良かったかどうか振り返り、差別をしない意識を持ってほしいと訴え掛けました。
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更新日:2023年02月09日