「あなただからこそ出来ることがある」 書画家伊藤一樹さんが講演
2月26日、恵那観光大使で書画家の伊藤一樹さんを招いたライブペイントと講演会が恵那文化センターで開催され、市内外から380人が参加しました。

第1部は、「あなただからこそ出来ることがある」と題して講演。伊藤さんは元々、書道や絵を習った経験はありませんでした。25歳で起業した事業に失敗した時、引き出しにあった筆ペンで書画を描いたことが書画家としての活動の始まりでした。作品の路上販売をしていた時に一人の少女に出会い、「伊藤さんの作品を見て生きる希望を見つけた」と言われたことがきっかけで、書画家一本で活動していくことの覚悟を決めました。伊藤さんは、講演の中で言葉遊びなどを使い参加者を和ませ、会場は笑いに包まれました。過去に大病を患ったこともあり、「パズルのピースの凸凹のように、足りない部分はお互いに補い合って、欠点があっても良いと思えることが大切」と自身の経験から学んだことを話しました。また、任されたことを少しずつやってみることで自分の役割に気付き、自分にしかできないことが見つかるのではないかと参加者に語りかけました。



第2部は、ステージ上で作品を描き上げる「ライブペイント」を披露しました。大きな1枚の紙に大小さまざまな筆を走らせ、迫力のある作品を完成させました。「生」の字が大きく書かれ、穏やかな表情の観音様をモチーフにした人物像が並ぶ作品に、会場からは大きな拍手が送られました。完成した作品は、恵那文化センター展示室横の壁に設置される予定です。
中津川市から来た渡辺博子さんは「たまたま聴いたラジオで講演会があることを知りました。言葉にならない程感動しました」と話しました。

ライブペイントで出来上がった作品
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更新日:2023年02月27日