恵那西工業団地への進出2社目が決まる

　現在整備中の恵那西工業団地（武並町・三郷町）2社目の進出企業に、鉄鋼業のヤマシンスチール株式会社（本社：大阪市）が決定し、4月28日市役所で、立地協定締結式が行われました。

　同社は、武並町の恵那テクノパークに恵那工場があり、ステンレス鋼、高合金の冷間引き抜き磨き棒鋼の製作・販売をしています。今回、さらに業務を拡大するため恵那西工業団地への立地となりました。

　協定式では、同社専務取締役の山内貴司氏と小坂市長が企業立地協定書を取り交わしました。山内氏は「ここ1～2年の半導体ブームで生産が追い付かず、進出を決めました」と経緯を説明。さらに「アメリカを中心に、中国や韓国などに販路を広げ、ヤマシンブランドを世界に販売していきたい」と述べました。

　小坂市長は「恵那のテクノパークに立地し、さらにここで大きく業務拡大されることとなり、非常にうれしく思っています」と立地を歓迎しました。

　今回の工場は、恵那西工業団地C区画に約6000～7000坪の規模で建設予定で、2024年2月に土地引き渡し、2025年春以降に完成する予定です。

　恵那西工業団地には、電気機械器具製造業のへレウス・エレクトロナイト株式会社（本社：千葉県市川市）の進出が本年3月に決定しており、今回のヤマシンスチール株式会社（大阪市）の決定で、3区画のうち2区画の企業が決定しました。

　この日は、同社と恵那西工業団地の地元である武並町・三郷町との間で環境保全協定も締結され、山内専務取締役と両町の自治連合会会長、立会人の小坂市長が協定書に署名を行いました。