ポーランドの伝統的なダンスで観客を魅了
フォークダンス公演
5月10日恵那文化センターで、ポーランドのフォークダンスチーム「イステブナ」によるフォークダンス公演が行われ、長島小学校や恵那北中学校の生徒を含めた600人の人が訪れました。イステブナの12人がヴァイオリンやコントラバスによる演奏に合わせて衣装を翻してステップを踏み、軽快な踊りを披露しました。
公演ではフォークダンスの披露の他、参加者との体験交流も行われました。体験では小中学生と希望した市民がステージに上がり、団員と手を取り合い、踊りを教わりました。踊る度に観客席から歓声や拍手が巻き起こり、会場は楽しげな雰囲気に包まれました。
参加した恵那北中学校3年生の大江文徳(ぶんとく)さんは、「リズム感があり、アクティブな動きの踊りでした。すごく難しい動きもあり、踊り手の人はすごいと思いました。体験しただけでとても体が熱くなりました」と、疲れた様子ながらも満足げな表情を見せました。
イステブナのマリア・モティカ団長は「子どもたちにとっては初めての経験。楽しんでもらえたと思います」と語りました。
滞在中の様子
公演前日の5月9日、団員らは市役所を訪れました。市長との面談で、マリア団長は「120年の伝統を持つダンスチームですが、日本で公演をするのは初めてです。南ポーランドの伝統的な歌と踊りを皆さんに届けたいです」と意気込みを語りました。小坂市長は「市民との交流や、恵那の歴史と文化を楽しんでください」と歓迎しました。


夜は、恵那峡温泉ホテルゆずり葉で市国際交流協会会員と朴葉(ほおば)ずし作りの体験をしました。今回作ったのは、一般的な朴葉ずしと、豆やパプリカ、ツナが入ったポーランド風の朴葉ずしの2種類。団員らは英語でコミュニケーションをとりながら互いの国の文化を話すなど、交流を楽しみました。
完成した朴葉ずしを食べた団員は「自分の好きな具材を乗せ、オリジナルのすしを作ることができて楽しかった」と笑顔を見せました。


次の日は朝から笠置峡に向かい、東京でのオリンピックで同国カヌー代表チームが練習したボート・カヌー場を見学しました。記念碑の前で市の職員が当時の様子を説明し、団員は静かに耳を傾けていました。
その後恵那北中学校へ移動し、3年生の生徒17人と交流しました。恵那北中学校は、卒業式に駐日ポーランド大使が出席するなど、ポーランドと交流を続けてきました。英語で学校生活のことや笠周地域のことを紹介し、団員は興味深そうに聞いていました。フォークダンスの体験も行い、慣れないながらも楽し気にステップを踏みました。
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更新日:2023年05月11日