地震を想定した市総合防災訓練
9月3日、市総合防災訓練が実施されました。本年は、南海トラフ地震で震度6の揺れがあったとの想定で行われ、市内13地域で避難所設営訓練などが行われました。
東野地域では、東野コミュニティセンターでソフトバンクロボティクスの人型ロボット「ペッパー」による防災教室が開催され、児童や地域住民など約100人が参加しました。防災教室では、東野小学校の教員とペッパーが講師となり、児童らが、地震が起きた際に被害を最小限に抑えるためにどうしたらよいかなどを考えました。
東野小学校6年生の深津拓幹(たくみ)さんは「地震が起きた場所を赤く示した地図を見せてもらったら、日本列島は全体が真っ赤でした。地震はいつ起きるかわからないので、日頃の備えが大切だと改めて思いました」と話しました。


市災害対策本部では、災害情報システムの操作確認やドローンによる現場確認など、部署ごとに有事を想定した訓練を行いました。
消防本部では、消防隊や救急隊など5隊17人で、地震で倒壊した建物からの人命救出訓練を初めて行いました。隊員らは、呼びかけや周囲への聞き取り、ファイバーサーチなどで建物内に要救助者が2人いることを確認した後、屋根を切って中に入り、担架とクレーンで救出していました。


岩村町では、重要伝統的建造物群保存地区内11カ所で消火栓を使った訓練が行われ、地域住民約260人が参加しました。庚申(こうしん)堂前の訓練では、少年消防隊員が「火事だー!」と周りに火事を知らせ消火器で初期消火を行うと、地元商店の方と女性防火クラブ員が消火栓から放水を行いました。その後、消防署タンク車からの一斉放水訓練が行われました。
少年消防隊員の加藤さつきさん(岩邑小学校6年生)は「大きな声で火事が起きたことを周りに呼びかけることができました。前に消火器を使った訓練をした時より上手くできました。子どもだけでやる花火など、火遊びは危ないので気をつけてほしいです」と話しました。


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更新日:2023年09月05日