恵那高で創立100周年の記念式典が開催される
10月8日、恵那高等学校の創立100周年記念式典が開催されました。
同校は大正11年に設立された恵那中学校(のち恵那高等学校)を母体とし、昭和23年に恵那女子高等学校を統合して、県立恵那高等学校となりました。本来は令和4年に100周年を迎えていましたが、コロナ禍で式典や祝賀事業を1年延期。この日、晴れて100周年の記念式典を迎え、在校生や関係者、同窓会員など約800人が節目の年を祝いました。

式典では、創立100周年記念事業実行委員会会長の阿部伸一郎氏が「101年前からずっと地域の支えがあって、今の恵那高がある。今後も、地域の方により愛される学校になるよう支援していきたい」とあいさつ。森岡孝文校長は「伝統の精神を踏まえながら勇気を持って一歩踏み出し、ますます魅力ある学校を作っていく」と式辞を述べました。
さらに、同実行委員会からの寄贈品目録の贈呈、歴代校長やPTA会長などへの感謝状贈呈などが厳かに行われました。
最後に、生徒を代表して前期生徒会長の片田しのさんが、コロナ禍で試行錯誤して城陵祭を引き継いだことや、地域の方との会話に母校への思いを感じたことを踏まえ「100年の伝統は、地域の方たちの思いを受け止め、引き継ぐこと。3年間を精一杯生きて、新たな伝統をつないでいく」と決意を述べました。

実行委員会会長の阿部氏が寄贈目録を贈呈

生徒代表の片田さんが今後への決意を述べる
その後、同校卒業生で東京大学副学長の関村直人(なおと)氏による記念講演が行われました。関村氏は原子力工学、システム安全学などが専門。講演では、東日本大震災の際には生放送のテレビで原発事故への意見を求められたエピソードなどを交え、自身の研究内容や社会への貢献についてわかりやすく話しました。そして、研究は、課題を設定することや解決に至るまでの過程が楽しいと言い、多様なつながりを力にして今後も学び続けてほしいと語りかけました。
式典後には、卒業生ら約800人が参加して大同窓会も行われ、100年の歴史を振り返るとともに、次の100年への決意を新たにしました。


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更新日:2023年10月08日