研究成果を発表 恵那高校課題研究発表会
11月8日、県立恵那高等学校の理数科2年生によるSSH課題研究発表会がありました。
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とは、科学技術、理科・数学教育を重点的に行う学校のことです。同校は県内で唯一指定されていて、理数科の生徒たちが研究に取り組んでいます。2年生たちはそれぞれ物理分野11班、化学分野10班、生物分野4班に分かれ、身近な問題などから着想を得たテーマについて研究してきました。
今回の発表会では体育館でのステージ発表のあと、2年生の教室を使いブース発表が行われました。ステージ発表ではそれぞれの分野の代表班が登壇しました。科学分野の代表班は「栗のインク」と題して、地元の特産品である栗と、廃棄物となる栗の皮に着目し、皮からタンニンという物質を抽出し、インクを作るという研究について発表しました。実験中の写真を交えながら、抽出方法や実験中の問題と改善点について説明すると、発表後には生徒から今後の展望などについての質問が出されていました。
ブース発表では、卵が割れない容器を作る研究や、手が乾燥する原因と改善、お菓子がなぜしけるのかなど、班ごとに研究したユニークな内容を発表しました。
生徒たちは今回の研究で分かった問題や課題について、引き続き研究を行います。

ステージ発表「栗のインク」

ステージ発表「シャーペンの落ちる高さと芯が折れる関係」

研究に使用した器具と記録ノート

ブース発表「アボガドロ定数の導出」

ブース発表「卵の衝撃吸収」
この記事に関するお問い合わせ先
総務課 広報広聴係
〒509-7292
岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 本庁舎3階
電話番号:0573-26-6802
ファクス:0573-25-6150
更新日:2023年11月13日