世界のラリーカーが疾走 フォーラムエイトラリージャパン

更新日:2023年12月15日

 世界ラリー選手権(WRC)フォーラムエイトラリージャパン2023が愛知県と岐阜県を舞台に開催され、11月19日には、世界のラリーカーが市内を疾走しました。

 昨年、12年ぶりの日本開催となった本大会。本年も愛知県豊田市の豊田スタジアムが起点となり、岡崎市や新城市、恵那市などに全19のコース(SS)が設定されました。市内では、「Ena City SS」で山岡町・明智町・上矢作町が、「Nenoue Kougen(根の上高原) SS)」で東野がコースとなり、狭い林道を時速150キロを超えるスピードでラリーカーが駆け抜けました。

 コース沿いに設けられた観戦エリアには、全国から集まった計4,600人のファンが声援を贈り、SSとSSの間の移動区間(リエゾン)では地域イベントやパブリックビューイングなどが行われ、全リエゾンの来場者数は26,800人を数えました。

スペシャルステージ

田沢観戦エリア(山岡町)

 高速で直角コーナーを曲がるラリーカーを観戦できる、田沢観戦エリア。のどかな田園地帯に色鮮やかなラリーカーが疾走しました。

イワクラ公園観戦エリア(山岡町)

 イワクラ公園敷地内で車中泊をした方だけが観戦できる、イワクラ公園観戦エリア。山岡駅付近をスタートしてすぐのラリーカーが、観客の目の前を爆速で駆け抜けました。神奈川県から訪れた秋山康昌さんは「ラリーカーが駆け抜けた後の匂いまで感じられるほど、近くで観戦することができて良かった」と話しました。

恵南林道観戦エリア(上矢作町)

 本年は観戦エリアが拡大し、より間近で見ることができるようになった恵南(けいなん)林道観戦エリア。温かい豚汁やうどん、五平餅などの他、地元農家や道の駅による出店もありました。市内から家族で訪れた女児は「速い車がたくさん見えた」とにっこり笑顔で話しました。

リエゾン

岩村リエゾン

 岩村リエゾンでは本通りを走るラリーカーを間近で見ようとたくさんの人でにぎわいました。沿道につめかけた人たちは旗を振ったり、声をかけたりして応援。豊田市から家族で訪れた吉田靖紀(やすのり)さんは「SNSで趣のある町並みを走り抜けるラリーカーを見て、岩村に来ようと思いました。子どもも車が好きなのでラリーカーとクラシックカー・パレード両方られてよかったです」と笑顔で話しました。

明智リエゾン

 明智リエゾンでは、大正村広場にパブリックビューイング会場が設置され、大勢の人が疾走するラリーカーに夢中になっていました。会場ではモータースポーツ車両の展示があり、笑顔で写真を撮る人たちの姿も。明智町の祭り「かえでまつり」も同時開催され、キッチンカーや屋台の出店、中学生ボランティアたちによるこどもひろばなど、大人だけでなく子どもたちも集まりスライムづくりや糸引きなどを楽しんでいました。

東野リエゾン

 東野リエゾンでは、クラシックカーのパレードと展示があった他、東野小学校体育館には250インチの特大モニターが設置され、迫力のあるラリーカーの走りを楽しむ人の姿が見られました。

 東野小学校では、応援に使用する旗を事前に制作。沿道では約40人の児童・生徒らがお手製の旗を持ち、応援していました。東野小学校5年生の千藤愛莉(あいり)さんは「ラリーカーを見るのは2回目です。目の前で見られて迫力満点で、恰好良かったです」と話し、青木香里南(かりな)さんは「パブリックビューイングで見たラリーカーは、とても早く迫力があって、エンジンの音が良かった」と笑顔で話しました。

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