一級技師からものづくりを学ぶ
12月5日、恵那北小学校でものづくり体験授業が行われました。児童たちのものづくりへの関心を深めるため、県職業能力開発協会が行う「未来の技能者育成事業」の一環。一級寝具制作技能士の吉田幸尚(ゆきひさ)さんと一級畳製作技能士の三宅悠介(ゆうすけ)さんを講師に招き、飯地小学校と恵那北小学校の5,6年生がものづくりの体験をしました。


笠置町で、ふとんや座布団、まくらなどの制作やリメイクの仕事をしている吉田さん。今回は、綿をブレンドした素材を使ってミニ座布団作りを行いました。
一人一つ、綿と布が配られて制作を開始しました。綿を手で切ったり、布に綿を詰めたり、ミシンで塗ったり、本格的な工程に苦戦する児童たち。「綿は繊細です。布の先端まで綿が入ると型崩れしないよ」という呼び掛けに、児童たちは座布団をさまざまな方向に撫でたり、押したりしてフカフカの座布団を完成させました。恵那北小学校5年生の永冶晴彩(はるあ)さんは「綿を切るところが思ったよりも難しかった」と話しました。
講話で吉田さんは「少しでも良い眠りになるよう、心を込めて作っています」と話し、児童たちは真剣に耳を傾けていました


明智町で、畳の製作や敷き込み、修理などの仕事をしている三宅さん。今回は、ミニ畳の縁付け作業を体験しました。木で出来た土台に畳の表を巻き、針を打ち込んで固定。角が綺麗に曲がるように慎重に縁を付けてミニ畳を完成させました。
講話で三宅さんは「畳は長く使うもの。状態良く長く使ってもらうために、丁寧に作っています」と仕事への思いを語りました。また、一番大変だった仕事は、という児童の質問に「車で運べない場所に畳を設置する時に、30キログラムもある畳を担いで何往復もした」と話しました。
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更新日:2023年12月05日