つなぐ、伝える、ふるさとの宝 伝統芸能大会を開催

更新日:2024年01月15日

 1月14日、恵那文化センターで市制20周年記念第34回市伝統芸能大会が開催されました。「つなぐ、伝える、ふるさとの宝」をテーマに、市内の保存会など9団体が出演しました。地域に根付く地歌舞伎や文楽、踊り、お囃子(はやし)、万歳などの迫力ある演目が繰り広げられ、約700人の観客が恵那のさまざまな伝統芸能の魅力を再発見しました。

文楽
剣の舞
とんとん節

 

中山太鼓

 本年秋に開催される「清流の国ぎふ」文化祭2024に向けた演目もあり、地歌舞伎や太鼓など、市内各伝統芸能を紹介する動画も上映されました。ナレーションには、歌舞伎俳優で恵那観光大使の中村いてうさんが出演。ハキハキと分かりやすくユーモアあふれるナレーションに、会場からは笑いが生まれました。動画の上映後には、各保存会が中山太鼓を演奏する演目もありました。いてうさんと各保存会が円になって力強く太鼓を叩いていき、会場が一体となりました。

お目見えだんまり

 大会の締めくくりには、恒例の「お目見得だんまり」が上演されました。市内団体の代表ら9人が豪華な衣装で登場。自身の生い立ちや日常生活などを歌舞伎特有の言い回しで語りました。ユーモア溢れるセリフに、会場はこの日一番の盛り上がりを見せて多くのおひねりが投げられました。

感謝状贈呈式

 郷土の画家として知られる中川とも氏の役者絵が寄贈されたため、感謝状贈呈式も開催されました。寄贈されたのは、昭和49年に制作された「菅原伝授 桜丸」という日本画で、長島町の松原利夫さんが作者から直接譲り受けて大切に保管していたものです。

 この作品は、中山道広重美術館で大切に保存されます。

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