国道19号での事故を想定して消防本部が訓練

更新日:2024年02月06日

傷病者を車の下から救助する

車の下にいる傷病者を救助する

 2月6日、隊員の集団災害対応能力を向上させるため、市内各消防署の隊員ら26人が参加して、集団災害対応訓練が行われました。集団災害とは、列車による鉄道災害や道路上での交通事故、危険物の爆発など、不特定多数が集合する催し物などの事故で、多数の傷病者が同時に発生する災害のことです。

 3回目の訓練となる今回は、国道19号上のT字路で乗用車2台が衝突し、それぞれの車に乗車していた4人と6人、事故に巻き込まれた歩行者1人の合計11人の負傷者が発生したと想定。市消防防災センター駐車場内を国道19号に見立て、消防車両などの出動や現場現場の統制、救急隊によるトリアージ、事故車両からの救助などを訓練しました。

 事故の通報が入ると、各消防署から消防車両が出動しました。現場に到着すると、事前に決められた指揮隊による事故現場の状況や負傷者の確認が行われました。救急隊員らは、重症度や治療緊急度に応じて傷病者の振り分けを行い、優先度の高い患者から病院へ搬送。さらに、機械を使って車を浮かせ、車の下敷きになった傷病者を救助する訓練なども行いました。

 消防本部の安藤文隆消防課長は「昨年に比べて各隊の任務の遂行力が上がりました」と今回の訓練を評価し、「各隊同士の連携確認がより必要になってくる」と今後の課題についても話しました。

トリアージ訓練

重症度を振り分ける「トリアージ訓練」

通信指令室

指揮本部

この記事に関するお問い合わせ先

消防課

〒509-7203
岐阜県恵那市長島町正家1015番地2 市消防本部

電話番号:0573-26-0297
ファクス:0573-26-0120