刃物と不審な液体で脅される、市役所窓口で防犯訓練

更新日:2024年03月07日

 自治体窓口で、来庁者が乱暴な行動で業務を妨害する事案が全国的に見られることから、3月7日、市役所本庁舎で防犯訓練が行われました。

 訓練では、市民課窓口に来た犯人役の来庁者が「市長を呼べ」としつこく要求。職員が断ると、液体の入った不審なペットボトルを取り出し、刃物を突き付けて脅しました。そこで、別の職員らが刺股で対応するとともに、来庁者を避難させ、110番と119番通報を行いました。通報を受け、警察官が駆け付けて犯人を確保。市消防本部からは防護服を着用した消防隊員が到着し、液体を撤去しました。

窓口対応

(窓口で刃物を突き付けて脅す)

刺股で取り押さえる

(男性職員が刺股で初期対応)

消防職員が液体を撤去

(消防職員が不審な液体を検査・撤去)

 訓練を終えて、最初に窓口対応をした市民課の千藤篤子さんは「今日は冷静に対応できましたが、訓練だとわかっていても恐怖を感じたので、こういった訓練は大切だと思いました」と振り返りました。

 その後、恵那警察署生活安全課の井上智之さんが、刺股を使うときのコツや護身術を職員に指導しました。同署長の泉正人さんは「今回は、市役所と消防署、警察署という三者が合同で訓練ができて、良い機会だった。不審者には、冷静な対応と早めの通報が大切。この訓練を今後に生かしてください」と話しました。

 市では、昨年度初めて職員向けの防犯訓練を実施しており、2年目の今回は、より危険度の高い状況を想定して行いました。次年度以降も、年に一度は訓練をする予定です。

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