言志四録を分かりやすく表現 一斎かるたの完成報告

更新日:2024年03月13日

一斉かるたを持つ岩邑中学校の生徒4人

左から、瀬戸さん、中根さん、吉村さん、櫻井さん

 岩邑中学校の3年生の生徒47人が「中学生が選んだ一斎先生の言葉かるた」を完成させ、3月12日、市長に完成報告に訪れました。

 郷土の先人である佐藤一斎の言葉が楽しみながら継承されていくようにと、一斎塾と共に「言志四録」の言葉で、かるたを製作。令和5年2月にかるた実行委員会が設立され、言志四録の中から47個の言葉を選出しました。その後、自分の気に入った言葉を一つ選び、現代文と原文にふさわしい挿絵を考えて昨年12月に完成させました。読み札には原文と現代文を書き、取り札には原文と現代文を裏表に書いてさまざまな遊び方ができるように仕上げました。

製作過程を話す吉村さん

かるたの原画を見せる吉村さん

 実行委員の櫻井珠莉(しゅり)さん、吉村美羚(みり)さん、中根慶大(けいた)さん、瀬戸あゆみさんは、取り組みの過程や完成品を小坂市長に報告。瀬戸さんは「小さい子から大人までに伝わるかるたを目標に製作しました。言葉の意味を理解して絵で表現することや分かりやすい現代文を考えることに苦労しました」と振り返りました。

 小坂市長は「小学生から一斎先生の言葉を学んできたから完成したかるただと思います。たくさんの人に一斎先生の言葉を知ってもらいたいです」と話しました。

一斎かるた

 600セット制作し、1セット47組入り(読み札47枚、取り札47枚)で、3年生の生徒47人に配られました。岩邑中学校の全生徒には、取り札と読み札の一覧をプリントしたクリアファイルが配布。かるたは、次年度以降のふるさと学習で活用する他、市内の全小中学校に寄贈する予定です。

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