公共交通の新しい形を 自動運転バスの実証実験

連携協定締結式
11月22日市役所で、株式会社マクニカと、次世代モビリティを活用したまちづくりの推進のための連携協定締結式が行われました。
市は、東濃5市と下呂市、岐阜県が所属する「東濃地域自動運転特区推進プロジェクトチーム」が本年2月に立ち上られたことに伴い、自動運転社会実装に向けた取り組みを検討。多くの自治体との実証実験の実績を持つ同社と連携することで、次世代モビリティの活用による地域活性化や移動手段の向上など、市民生活の向上を図ります。
締結式で株式会社マクニカイノベーション戦略事業本部の佐藤 篤志(あつし)本部長は「市の魅力を世界に発信し、市民が安心安全で快適に利用できる公共交通の新しい形を作りたい」、小坂市長は「自動運転は当市には必要な技術。今後連携して進めていきたい」と話しました。
出発式
締結式の、五平餅や市公式キャラクターエーナがプリントされた車両が披露され、市役所正面玄関前で自動運転実証実験の出発式が行われました。式には国、県、近隣市の関係者が出席した他、東野こども園の園児も参加しテープカットが行われました。
その後、関係者を乗せた車両は恵那駅に向けて出発。試乗した市観光協会の阿部伸一郎会長は「自動運転と言われないと分からないくらい違和感がなく快適だった。自動運転の未来とポテンシャルを感じた」と感想を述べました。


自動運転バス体験試乗会
11月23日には、ラリージャパン2024の本市走行と合わせて、一般向けに体験試乗会が行われました。
車両は、恵那駅を発着点に駅周辺の約700メートルを最高時速18キロメートルで走行。乗客8人乗りの車両で、運転手が一人乗車するが基本的には運転をしない「レベル2」での走行を行いました。
この日、ラリージャパンのリエゾン応援エリアと恵那まちなか市の会場となった恵那駅前には、多くの人が来場。試乗は、受付を開始するとすぐに満席になるほど人気でした。子どもと一緒に乗車した澤井真里絵さんは「自動運転を始めて体験しましたが、静かで安全で、普通のバスと同じだなと思いました」と楽しんだ様子で話しました。
今後は、本格的な実証実験に向けた調査研究や、体制の構築を行っていく予定で、将来的には運転手を必要としない「レベル4」での走行を目指します。



車両を操縦するためのコントローラー
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更新日:2024年12月04日