宮中祭典「新嘗祭」で恵那の米が献穀されました

本年11月23日に行われた皇室の行事「新嘗祭(にいなめさい)」に、農事組合法人アグリアシスト中野方代表理事の鈴村節生(せつお)さんが精米1升を献穀しました。それに伴い、12月12日に市役所で、新穀御供進伝達書の伝達式と報告会が行われました。
新嘗祭は、米の収穫に感謝して来年の豊作を願う祭典のこと。天皇陛下が皇祖や神々に新穀を供え、陛下自らも召し上がります。本市は過去に2度(平成8年、平成24年)献穀しており、今回で3度目となりました。
伝達式では、宮内庁からの新穀御供進伝達書が、県を通じ鈴村夫妻へ交付されました。JAグループからは感謝状と褒賞金(30万円)を、市は木柱を贈呈し、献穀を祝いました。
伝達書を交付した恵那農林事務所長の安達宗靖(むねやす)さんは「新嘗祭は宮中の祭典で最も重要なものであり、非常に名誉あることです。水不足や酷暑で大変だったと思いますが、この地域を牽引する農家として今後も頑張っていただきたいです」とあいさつ。
東美濃農業協同組合代表理事組合長の荻野修三(しゅうぞう)さんは「献穀米として、米にさらにブランド力がついたと思います。今後さらに水不足や酷暑に負けない品種開発に努めていきます」と話しました。
鈴村さんは「昨年に比べ酷暑が続き、本当に米作りに『気遣う1年』でした。自らの米作りを顧みることができ、勉強になりました」と1年を振り返りました。
今後、アグリアシスト中野方は献穀米としての販路を拡大するために「皇居新嘗祭献穀米」を一般販売するよう準備を進める予定です。


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更新日:2024年12月14日