大井ダム完成100周年を祝う

更新日:2024年12月19日

令和6年12月12日に大井ダムが完成から100周年を迎えたことを記念し、12月12日(木曜日)から15日(日曜日)まで「大井ダム完成100周年記念WEEK」と題したイベントが開催され、約8000人が大井ダムや恵那峡を訪れました。

12日:大井ダム完成100周年ナイトショー

12日は恵那峡公園で、大井ダム完成100周年ナイトショーが行われました。

午後6時45分、恵那峡公園内に飾られたイルミネーションが点灯。公園全体が色鮮やかに照らされました。その後、100周年にちなんで、100基のランタンと100発の花火の打ち上げが行われました。

ランタンは100基限定で事前販売。午後7時になると、カウントダウンの掛け声と共に、夜空に100基のランタンが舞い上がりました。名古屋市を中心に活動している「サックス侍」の演奏も行われ、ランタンの暖かな灯りとサックスの癒しの音色、100発の花火が冬の恵那峡を彩りました。

20241212rantan1
20241212rantan2
20241212hanabi
20241212sax

13日:記念式典

 

 12月13日には、恵那峡グランドホテルで記念式典が行われ、関係者がこれまでの歴史を振り返りました。

 第一部では、大井ダム完成100周年記念実行委員会会長の阿部伸一郎氏が「大井ダムは本市の貴重な財産。その偉業を未来に伝え、次の100年向けて新たな歴史を一緒に築いていきましょう」とあいさつ。その後、ダム建設を契機に栽培が始まったシクラメン栽培功労者への感謝状が授与されました。授与式に出席した恵那農業高等学校園芸科学科2年生の西尾夏海さんは「これからも恵那のシクラメンの魅力を多くの人に伝えられるよう頑張ります」と喜びました。授与式後には大井第二小学校6年生の児童らが「恵那の未来について考える~観光の視点で~」と題し、グループごとに学習発表を行いました。

 第二部では、大井ダムを建設した福澤桃介とゆかりの深い川上貞奴を題材とした創作オペラ「貞奴」が披露されました。約400人の出席者らは、美しい歌声に聞き入っていました。その後、木曽川水力発電を題材にした小説の著者、神津カンナ氏が「桃介と貞奴が木曽川に見た夢」と題し、記念講演を行いました。

シクラメン栽培功労者感謝状授与式
学習発表をする大小学校の児童
記念講演をする神津カンナ氏

14日

観光放流

12月14日には、午前11時から10分間、大井ダムの観光放流が行われました。中心の5つのゲートから1秒当たり約15トン、10分間で約9000トンの水が放出され、訪れた500人はめったに見られない大迫力の光景を楽しみました。

ダムマイスターの鷲見佳美(よっしー)さん(美濃市)は「観光放流が見られるのは大変貴重で、またとないことです。より多くの方にダムの魅力を知ってもらうため、SNSなどに写真や動画を載せていきます」と笑顔で話しました。

大井ダムの観光放流を撮影
大迫力の観光放流

大井ダム完成100周年記念フェスティバル

14、15日には恵那峡公園で大井ダム完成100周年記念フェスティバルが行われました。フェスティバルではスタンプラリーやイベントステージの他、恵那農業高等学校の生徒によるシクラメンの販売や、マルシェや発電所関係自治体による出店がありました。

初の試みであるVR体験では、大井ダムと発電所内を探検する気分を味わうことができ、多くの人でにぎわいました。体験した杉下泰作(たいさく)さん(関市)は「普段入れないところにVRで入ることができる、面白い取り組みだなと感じました。解説も聞くことができて楽しかったです」と話しました。

午後4時頃からは、子どもたちの思いや願いが書かれたキャンドルフロートが恵那峡の湖面に流されました。暗くなると1000個のキャンドルが揺らめき、辺りは幻想的な雰囲気に包まれました。

VR体験を楽しむ
恵那農業高等学校の生徒がシクラメンを販売
湖面を揺らめくキャンドルフロート
キャンドルフロートの展示も行われました

この記事に関するお問い合わせ先

観光交流課 観光企画係

〒509-7292
岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 西庁舎3階

電話番号:0573-26-6830
ファクス:0573-26-2861