文化部のインターハイ、全国の新聞部員が市内などを取材

更新日:2024年08月09日

 7月31日(水曜日)~8月5日の6日間、第48回全国高等学校総合文化祭が県内で開催されました。全国高等学校総合文化祭は、文化系の部活動に所属する高校生が集う、いわば「文化部のインターハイ」。将棋や演劇、自然科学、合唱や吹奏楽などの大会が各地で開催されました。

 そのうち新聞部門は岐阜県立恵那高等学校が事務局と生徒実行委員を務め、東美濃ふれあいセンター(中津川市)を拠点とし、本市と中津川市を主な取材活動の舞台として行われました。

大会初日

生徒交流会
生徒交流会
生徒交流会
編成会議

 この日行われた交流会では、全国134校の新聞部員が48グループに分かれて、まずは自己紹介。その後、翌日の取材コースをテーマにしたクイズに挑戦しました。クイズを考案したのは恵那高校の生徒たち。進行は恵那高校の教諭が務め、ユーモアある進行に生徒たちからは笑い声も聞かれました。

クイズでグループ内で打ち解けてきた生徒らは、新聞作成に向け、編成会議を行いました。

大会2日目

取材をする生徒
取材をする生徒2

8月2日は、AコースからLコースに分かれ、主に本市と中津川市で新聞作成のための取材活動を行いました。

Jコースの新聞作成のテーマは「くらしの今昔」。中山道広重美術館と恵那銀の森を取材しました。

中山道広重美術館では、美術館の概要などを学芸員が説明した後、館内を見学。生徒らは「浮世絵から読み取れる昔と現在の違いは何か」「浮世絵から江戸時代の暮らしが分かるのか」など、テーマを意識しながら質問をしていました。

恵那銀の森では、社員から事業説明を聞き、班で役割分担をして園内の店舗を取材。「経営において大切にしていることは何か」「商品の魅力は何か」など聞き取りを行いました。

Jコースに参加した恵那高校2年生の佐々木孝明(たかあき)さんは「聞きたかったことを取材できたのでよかった。班のメンバーとコミュニケーションをとりながら岐阜を紹介できる新聞を作りたい」と意気込みを述べました。

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大会3日目

新聞制作3

8月3日は、昨日の取材をもとに午前9時から新聞を制作。記事を書いたり、写真を印刷して貼り付けたり、「編集後記」を執筆したりしました。制限時間の間際には「そこ、枠で囲った方がいいよ」「まだ編集後記を書いていないの誰?」と声が飛び交い、11時半までという限られた時間の中、2枚の新聞を仕上げました。

佐々木君は「人見知りなので心配していましたが、他校のみんなと協力して一つの新聞を仕上げることができました」と、ほっとした表情で話しました。各班が制作した新聞は、1枚ずつスクリーンに映し出してて講評がされ、佐々木君の班は「カラフルで彩り豊か新聞」と評されました。

新聞制作1
新聞制作2
新聞制作5
新聞制作4

最後に行われた閉会式では、生徒実行委員長の古根陽向さん(恵那高校3年)がステージへ。「全てが思い通りというわけにはいきませんでしたが、こうして最後までやり切れて良かったです。岐阜県の見どころがたくさん詰まった新聞を作ってくださり、ありがとうございます。今は達成感で一杯です」とあいさつしました。

さらに、次の香川大会に向け「苦労することも多いけれど、楽しいことも大変なことも、あっという間に過ぎてしまいます。ぜひ一瞬一瞬を楽しんでください」とエールを贈り、香川県の生徒代表と笑顔でTシャツ交換を行いました。

新聞講評
生徒実行委員長あいさつ
Tシャツ交換

大会を終え、恵那高等学校3年生の佐々部櫻子(さくらこ)さんは「去年のプレ大会から今まで準備期間も長かったし、当日の取材活動での時間調整など大変なことも多かったけれど、全国から恵那に来てくれて、同じ新聞部員と触れ合うことができて、うれしかったです」と振り返りました。

また「私たちは裏方として同行しましたが、みんなの真剣な取材活動を間近で見て、開会式で言われた『新聞で青春する』ってこういうことなんだなと肌で感じました」と、充実感あふれる笑顔を見せました。

大会を刺させた恵那高等学校新聞部

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