N/S高、N中等部の生徒が、恵那の魅力を伝える栗の商品開発に挑戦

更新日:2024年09月29日

 市との包括的連携協定に基づき、学校法人角川ドワンゴ学園が運営するN高等学校・S高等学校、N中等部の生徒が本市を訪れ、栗を使った新商品の開発に取り組みました。
 N/S高、N中等部の生徒たちは普段オンラインや通学コースのキャンパスなどで学んでおり、課外授業として全国各地での体験学習などに参加しています。今回は、15人の生徒が本市に9日間滞在し、栗の収穫体験や工場見学などをした上で、チームごとに商品開発に挑みました。9月28日には、市役所会議棟で発表会が行われ、生徒たちが、練り上げた新商品の案を関係者に提案しました。
恵那飯の提案
 生徒たちが提案したのは、栗と牛乳をベースにした飲料「~栗&紅茶香る~えなマロミルク」、五平餅のタレで栗や野菜を炊いた「恵那飯」、栗入りの「ごろっと恵那の栗ティラミス」の3つ。発表では、ターゲットや原価、レシピなどを説明し、「ロゴを考案してパッケージデザインにこだわり、持ち歩いたときの映えも意識した」「岩村城下町をイメージし、チラシにもこだわった」など、工夫した点を説明しました。
 発表会には、体験学習の現場となった坂折棚田やえな笠置山栗園、株式会社川上屋の関係者らも参加。試食品が配られると、参加者らは味わいながら生徒の提案に耳を傾けていました。
 終了後には講評があり、小坂市長が「どれもおいしく、恵那を訪れた方が喜んで手にしている姿を想像した」と感想を述べ、株式会社恵那川上屋代表取締役の鎌田真悟氏は「商品開発は、その前段階でのマーケティングなどが大切」などとアドバイスを送りました。
えなマロミルクの提案
栗ティラミスの提案2
恵那飯の試食
提案に対し講評を受ける

 発表を終えたN高等学校2年生の玉山心陽(こはる)さんは「恵那に来てみたら栗商品の種類が多くて、驚きました。栗菓子はたくさんありましたが、栗を飲み物にした商品がなかったので提案しました。アイデアとしては良かったと思います」と振り返りました。自身が住んでいる福岡県と比べて「山と川がきれい」と恵那の印象を語った玉山さん。「オンラインで学ぶだけでなく、実際に栗拾いや工場見学、祭りの見学をして、地域の人の温かさを感じました。良い経験になりました」と笑顔を見せました。

集合写真