山火事に備えて 合同消火訓練を実施

全国各所で大規模な山火事が発生していることを受けて、市消防本部は5月20日、恵那笠置山モーターパークで林野火災対応合同訓練を行いました。
市消防本部の他、県防災課防災航空センターや株式会社丸河興業(岩村町)から計44人が参加し、初動体制や関係機関との連携を確認。災害対応能力の強化を図りました。
県防災ヘリコプターによる空中消火訓練
笠置山で枯れ草を集めて焼いていたところ、炎が風にあおられて山林に燃え広がったと想定。林の中には消防車が入れないため、県防災ヘリコプターが上空から消火バケツで消火する訓練を実施しました。市消防本部の職員は、県ヘリと連携を取りながら消火バケツに給水を行いました。

消火バケツに素早く給水

バケツを使って上空から消火
ミキサー車による消火用水搬送訓練
非常時に消火用水を搬送する協定を市と結ぶ、株式会社丸河興業が参加し、1.3トンの水を搬送しました。前回は平成30年に実施。今回で2回目の訓練でした。
その他、全地形活動車によるホース延長訓練や背負い式消化水のうを使用した鎮火訓練も実施しました。

ミキサー車が消火用水を搬送

全地形活動車がホースを延長

背負い式消化水のうを使って鎮火
市消防本部の伊藤成政(しげまさ)さん(26歳)は「林野火災に出動する時は、本訓練を思い出して迅速な消火に努めたい。ヘリコプターの扱いや他機関との連携は、机上だけでなく実践の中で身に付けるべき。今後も必要だと感じた」とコメント。
熊崎瑛大(えいた)さん(24歳)は「全国的に大規模な林野火災が起き、市内でも林野火災が発生している。今回訓練で連携を学べてよかった」と振り返りました。
この記事に関するお問い合わせ先
消防課
〒509-7203
岐阜県恵那市長島町正家1015番地2 市消防本部
電話番号:0573-26-0297
ファクス:0573-26-0120
更新日:2025年05月28日