恵那の郷土料理と食文化を一冊に 中部大学が本を出版

中部大学が、本市の食文化や風土などを記した本『食べて紐(ひも)解く恵那の四季と郷土』を出版し、6月17日、市長に出版報告を行いました。
同大学の環境保全教育研究センターは、令和5年3月と令和6年3月にブックレット『食べよまい 恵那の手しごと土しごと』を出版。それらの内容をまとめ、一部加筆し、このたび本として出版されることになりました。
この本では、からすみ、朴葉寿司、年取りの煮物などの行事食や伝統食10種類と、へぼ、こんにゃく、みそなどの特産物10種類の食文化や調理法などを紹介。
すずめっこ杉の子幼稚園(大井町)で実施した、朴葉寿司の聞き取り調査や食育の活動が新たに書き加えられました。
同大学応用生物学部卓越教授で、環境保全教育研究センター前センター長の牛田一成(かずなり)さんは、「単なる料理本ではなく、材料の歴史や解説を含め、地域の文化や伝統をまとめた一冊になった」と報告。
同学部フェローの小川宣子(のりこ)さんは、「恵那の方は祝い事や行事を大切にしていて素晴らしいと思う。恵那の文化を伝承するために、この本を教育の現場などで活用してもらいたい」と語りました。
小坂市長は「出版に対する熱い思いが伝わってきました。恵那の食文化や生活、地域の特性などを学べる一冊にまとめていただき、感謝します」と述べました。
本は市中央図書館や市内各小中学校、各コミセンなどに配布されます。


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更新日:2025年06月25日