浮世絵に影響受け ポーランドのアーティストが描く風景

中山道広重美術館で、ポーランド共和国の日本美術技術博物館マンガとの共同企画展「マテウシュ・コウェク さまよう街」を開催しています。
両館は昨年3月に友好協力協定を締結し、これまでに視察や展示アイデアの提供などで交流を深め、このたび初めて共同企画展の開催に至りました。
マテウシュ・コウェクさんは、ポーランド共和国クラクフ市を拠点に活動するアーティスト。作品はデジタルで描かれており、くっきりとした描線や臨場感あふれる構図には、広重作品の影響が見られます。広重の表現手法を取り入れつつ、独特な色使いと遊び心のある作風で、独自の世界観をつくり出しています。
展示しているのは、東京とクラクフ市の風景をテーマに描いた全30点。そのうち2点は、今回の企画展のために描かれた世界初公開の作品です。
学芸員の中垣絵里(えり)さんは「奥行きや雨の描き方などに浮世絵との共通点を見いだせる。作品を見ていると、日本なのか海外なのか、現代なのか昔なのか、分からなくなるような面白さがある。浮世絵と世界のつながりを来館者の皆さんに感じてほしい」と語りました。
土岐市から訪れた女性は「色使いや光の描き方がきれい。一見版画のように見え、浮世絵に通じるものを感じた。開催を知らずにたまたま訪れたが、見られてとてもよかった。ポーランドやマテウシュさんについて調べてみたい」と興味深く鑑賞しました。
今後も引き続き両館では交流事業を検討していきます。



中山道広重美術館・日本美術技術博物館マンガ共同企画展 マテウシュ・コウェク さまよう街
- 会期 6月19日(木曜日)から8月24日(日曜日)
- ところ 展示室2(2階)
- 開館時間 午前9時半から午後5時(入館は午後4時半まで)
- 休館日 月曜日(7月21日、8月11日は除く)、8月12日(火曜日)、7月22日(火曜日)から7月24日(木曜日)
- 料金 一般520円(水曜日と金曜日は無料)、18歳以下無料
マテウシュ・コウェクさん来日イベント
アーティストトーク ※日本語通訳あり
- とき 8月10日(日曜日)午後1時半から60分程度
- ところ 展示室2(2階)
ドローイングワークショップ ※日本語通訳あり
- とき 8月11日(月曜日・祝日)午後1時半から90分程度
- ところ 講座室(3階)
- 対象 小学校4年生以上
- 定員 12人(先着順)
- 内容 「ネコ」をテーマにドローイング(線画)を制作します。モチーフを魅力的に捉える描き方や、構図・モチーフの配置についてコウェクさんと一緒に考えながら作品を仕上げます。
- 申し込み方法 電話で申し込む。中山道広重美術館 電話番号0573-20-0522
同時開催 企画展「三代豊国&国芳の謎解き!木曽街道」
三代歌川豊国の「木曽六十九駅」と歌川国芳の「木曽街道六十九次之内」は、中山道の宿場名やその地の名物、名跡にちなんだダジャレや説話、小説、歌舞伎演目などを主題としています。
本展では、一部の作品に「なぞ解きキーワード」を掲示。江戸っ子と同じように、モチーフと宿場のつながりを読み解く「謎解き」を楽しめます。
- 前期 6月19日(木曜日)から7月21日(月曜日・祝日)
- 後期 7月25日(金曜日)から8月24日(日曜日)
- ところ 展示室1(1階)
この記事に関するお問い合わせ先
文化課
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更新日:2025年06月27日