2006年7月15日(40号)

更新日:2020年01月30日

爪切地蔵尊(つめきりじぞうそん)

20060715表紙
20060715表紙2

 

20060715地図

 

山岡町久保原にある市指定文化財爪切地蔵尊。岩の表面に地蔵尊が刻まれたもので、弘法大師が一夜の内に爪で刻んだという、言い伝えが残ります。毎年8月16日を大祭として、約300年の伝統がある煙火を奉納します。

言い伝えでは、鎌倉時代の終わりごろの文保元(1317)年、草伯という僧が行基作の薬師如来像を奉持し、久保原村へ来訪したとき、村人がこの僧に帰依し(草庵,そうあんを立て迎えた。ある時この草庵に1人の老僧が訪れ一夜の宿をした。翌朝、この老僧の姿はなく、一枚岩の地蔵尊が傾いて立っていた。草伯は、「夕べの僧は弘法大師で一夜にて爪で刻まれた」として爪切地蔵と名付けた。大師が立てんとしたとき夜明けとなり、一番鶏が鳴き人の近づく気配を感じて傾いたままにしたと伝わる。真っすぐにすると疫病災難があるといわれている。

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