こころの相談

更新日:2023年03月29日

ひとりで悩まず相談してください

 抱えきれないおおきな悩みに押しつぶされそう。そんなときはひとりで悩まず相談してください。

 大きな悩みはないのだけれど、なんだかこころが晴れない日が続く。ぐっしり眠れない。いつも頭が重い。そんなときも相談してください。

 あなたの悩みを話してください。倒れそうなあなたを支えたいと思っています。

 

恵那市役所西庁舎1階 福祉総合相談係 

福祉総合相談窓口 こころの相談

電話 0573-22-9136(直通)

受付時間 午前8時30分から午後5時15分(平日のみ)

メールはいつでも受け付けています。必ず、お返事します。

            

             

       

 注)こころの相談からの返信をご希望の方は、氏名、連絡先(電話番号など)をご記入ください。

いのちを守りましょう

 

自殺にまつわる俗説と事実

1. 自殺を口にする人は、実際には自殺するつもりはない。

⇒自殺を口にする人は、おそらく援助や支援を求めている。自殺を考えている人の多くが不安、抑うつ、絶望を経験しており、自殺以外の選択肢はないと感じている。

2. ほとんどの自殺は、予告なく突然起こる。

⇒多くの自殺には、言葉か行動による事前の警告サインが先行する。もちろんそのようなサインがないままに起こる自殺もある。しかし警告サインが何であるかを理解し、用心することは重要である。

3. 自殺の危機にある人は、死ぬ決意をしている。

⇒自殺の危機にある人は、生死に関して両価的であることが多い。人によっては、生き延びたかったとしても、例えば衝動的に農薬を飲んで数日後に亡くなることもあるかもしれない。適切なタイミングで情緒的支援にアクセスすることで、自殺は予防できる可能性がある。

4. 自殺の危機にある人は、いつまでも危機にあり続ける。

⇒自殺の危険の高まりは、しばしば短期的で状況特有である。自殺念慮を再び抱くことはあるかもしれないが永遠ではなく、以前自殺念慮があった人や自殺企図をした人でも長生きすることができる。

5. 精神障害を有する人のみが、自殺の危機に陥る。

⇒自殺関連行動は深い悲哀のしるしであるが、必ずしも精神障害のしるしではない。精神障害とともに生きる多くの人が自殺関連行動に影響を受けるわけではないし、自らの命を絶つ人のすべてが精神障害を有するわけではない。

6. 自殺について話すのはよくない。促しているようにとられかねない。

⇒自殺についてのスティグマ(負の表現、負の烙印)が広がっているため、自殺を考えている人々の多くは、誰に話したらよいかわからない。包み隠さず話すことは、自殺を考えている人に自殺関連行動を促すよりはむしろ、他の選択肢や、決断を考え直す時間を与え、自殺を予防する。

 

「自殺を予防する」(世界保健機構)より

自殺者を減らすために私たちにできること

 あなたのすぐ近くにいる人が「生きているのが辛い」そんな悩みを抱えて苦しんでいるかもしれません。

…誰でもなれるゲートキーパー…

 「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげる、かけがえのない命を見守る「命の番人」です。特別な資格ではありません。悩んでいる人に寄り添い、関わりを通して「孤立・孤独」を防ぎ、支援することで誰もがゲートキーパーの役割を果たすことができます。

 

…気になったら…

 「近頃、食欲が減ったみたい…」「表情がさえないような気がする」「ため息ばかりついている」…身近にいつもと違う様子の人はいませんか?大きな悩みを抱えて、追い詰められているのかもしれません。「どうしたの?」「話を聞くよ」「眠れている?」と話しかけてみてください。

ゲートキーパーの心得        

  • 自ら相手とかかわるための心の準備をしましょう
  • 温かみのある対応をしましょう
  • 真剣に聴いているという姿勢を相手に伝えましょう
  • 相手の話を否定せず、しっかりと聴きましょう
  • 相手のこれまでの苦労をねぎらいましょう
  • 心配していることを伝えましょう
  • 分かりやすく、かつゆっくりと
  • 一緒に考えることが支援です
  • 準備やスキルアップも大切です          

こころのレジリエンス

レジリエンスとは

 「レジリエンス(resilience)」とは「復元力」「回復力」「弾力」という意味の言葉で、心理学においては困難やストレスに対して「うまく適応できる能力」「うまく適応していく過程」「適応した結果」を表す言葉です。

 元々は「ストレス(stress)」とともに物理学の用語でした。ストレスは「外圧による歪み」を意味し、レジリエンスは「外圧による歪みを跳ね返す力」という意味です。

 ストレスや心的外傷にさらされた人たちの中に、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する人とそうでない人がいます。その差がこのレジリエンスです。強いストレスに押しつぶされてしまうことなく、しなやかな弾力で適応し復元する力です。

               

レジリエンスを築く10の方法

 レジリエンスを築くことで、様々な困難をしなやかに受け止め、適応し、回復する力になります。アメリカ心理学会は「レジリエンスを築く10の方法」を提唱しています。参考にしてみてください。

 

  1. Make connections:親戚や友人らと良好な関係を維持する 
  2. Avoid seeing crises as insurmountable problems: 危機的な状態を克服できない問題と捉えることを避ける 
  3. Accept that change is a part of living.:変化を生活上での一部分として受け入れる 
  4. Move toward your goals:現実的な目標を立て、それに向かって進む
  5. Take decisive actions:不利な状況であっても、決断し行動する 
  6. Look for opportunities for self-discovery:自己発見のための機会を探すこと 
  7. Nurture a positive view of yourself:自信を深める 
  8. Keep things in perspective.:物事の捉え方についての展望を持つこと
  9. Maintain a hopeful outlook.:希望的な見通しを維持し、良いことを期待し、希望を視覚化する
  10. Take care of yourself:心と体を大事にして、定期的に運動し、自分に必要なことや自分の気もちに注意を向け、リラックスして楽しめることをする 

みんなのネットサロン

みんなのねっとサロンの紹介/活動

みんなのねっとサロンは日本唯一の「精神障害者の家族会の全国組織」です。家族同士の交流を目的とした活動や、国などの各種家族の委員に選出され、団体として家族や当事者の立場から意見を発信しています。みんなねっとの賛助会員には精神保健福祉の最新情報が分かる「月間みんなねっと」(オンライン版あり・ネット申込可)をお届けしています。

 全国には家族会が約1200か所あり、わたしたちは家族と当事者が地域のなかで安心して暮らせる社会をめざしています。

 

この記事に関するお問い合わせ先

社会福祉課 福祉企画室

〒509-7292
岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 西庁舎1階

電話番号:0573-26-6824
ファクス:0573-25-7294