嚶鳴フォーラムin恵那2022を開催しました

更新日:2023年11月09日

佐藤一斎生誕250年記念 嚶鳴フォーラムin恵那2022

 第1回嚶鳴フォーラムから15年、佐藤一斎没後150年に開催された「嚶鳴フォーラムin恵那」から13年、一斎先生の「三学の教え」をもとに生涯学習のまちづくりを行ってきた恵那市の歩みを振り返りつつ、世界が大きく変わろうとする今、一度原点に戻ってふるさとの先人を活かしたまちづくりの意義とこれからのあり方を共に考え、共に学びました。

全体テーマ

「三学の教え」とまちづくり

次代を担う子どもたちのために、今、考えなければならないこと

嚶鳴フォーラムとは

 ふるさとの先人を、まちづくり、人づくり、心そだてに生かす全国各地の自治体が一堂に会して、先人の知恵や経験から普遍的な人間の英知を再発見し、より良き地域づくりへの道を学び、実践していくことを目的としたフォーラムです。第15回目となる令和4年度は、11月18日(金曜日)、19日(土曜日)の2日間にわたり、本市で開催しました。

11月18日(金曜日) 市内視察研修、ふるさと先人交流会

11月19日(土曜日) 市町長・教育長合同会議、子ども嚶鳴フォーラムin恵那(公開イベント)

市内視察研修

日時:11月18日(金曜日) 午後1時~5時
場所:岩村歴史資料館、岩村町本通り、大正ロマン館(山本芳翠作品展)
内容:先人顕彰団体が施設等を案内し、先人の功績や地域の歴史を紹介

岩村資料館視察
岩村町本通り
大正ロマン館

ふるさと先人交流会

日時:11月18日(金曜日) 午後5時~6時半
場所:恵那文化センター集会室
内容:参加自治体、先人顕彰団体等の紹介により交流を図った
   会場内には恵那市の先人及び先人顕彰団体によるパネル展示を行った

参加自治体、先人顕彰団体等の紹介
パネル展示

市町長・教育長合同会議

日時:11月19日(土曜日) 午前9時半~午前11時半
場所:恵那文化センター集会室
内容:嚶鳴協議会定例会議
   童門冬二氏(作家・嚶鳴協議会名誉会長)ビデオメッセージ放映
   基調報告 恵那市の10年の歩みと、先人顕彰活動の成果
   NPO法人いわむら一斎塾理事長、生涯学習課長
   市町長・教育長意見交換
   嚶鳴フォーラムin恵那宣言文の確認

嚶鳴協議会定例会議
基調報告

子ども嚶鳴フォーラムin恵那(公開イベント)

 本市を含めた5つの自治体の小中学生が、ふるさとの先人から学んでいることや生かしていることなどをステージで発表しました。佐藤一斎が影響を与えた西郷隆盛役でNHK大河ドラマに出演した俳優の鈴木亮平氏をゲストに招き、子どもたちにメッセージをいただきました。

 ふるさとの先人を地域づくりに活かす、嚶鳴協議会加盟自治体の小中学生の発表を通して、ICT時代、アフターコロナの時代に、まちづくり・人づくり・心そだてのあり方を共に学び、考えました。

子ども嚶鳴フォーラムin恵那ポスターA2
日時

令和4年11月19日(土曜日) 午後1時~午後3時30分

場所

恵那文化センター 大ホール

発表者

大野町(岐阜県)、釜石市(岩手県)、高鍋町(宮崎県)、東海市(愛知県)、恵那市の小中学生のみなさん

ゲスト・司会等

鈴木亮平氏(俳優)、吉田公平氏(東洋大学名誉教授、嚶鳴協議会顧問)、童門冬二氏(作家、嚶鳴協議会顧問※ビデオ出演)、司会 西村知穂氏(フリーアナウンサー)

子ども嚶鳴フォーラムin恵那チラシ(PDFファイル:2.4MB)

子ども嚶鳴フォーラム
子ども嚶鳴フォーラム
嚶鳴フォーラムin恵那2022 嚶鳴協議会宣言

嚶鳴フォーラムは、ふるさとの先人を地域づくりに活かす全国の自治体が、「嚶鳴」の名のもと、まちづくりや人づくり、心そだてについて、語り合い、学び合い、実践し合うことを目的に、平成19(2007)年7月に第1回が開催されました。第15回目となった本年の「嚶鳴フォーラムin恵那 2022」は、佐藤一斎先生の生誕250年を記念するとともに、コロナ禍で3年ぶりに市町長、教育長、関係者が対面し、各地の取り組みをより正確に、より深く理解し直す好機となりました。

世界各地を見渡せば、コロナ禍や戦争、気候変動による災害の頻発など、私たちを取り巻く環境は、かつてない厳しい状況となっています。一方で、地域においては、IT技術、AI技術の急速な進歩に対応した新しい社会、新しい価値観の創造や、SDGsと言われる「持続可能な地域づくり、国づくり」への努力がより一層求められています。国も「人的資本への投資」を重点政策に掲げています。

どのような時代であれ、地域の未来を切り開き、歴史を作るのは人です。佐藤一斎先生は、人が生涯学び続けることの大切さを「三学の精神※」として私たちに残してくれました。恵那市では、平成23(2011)年4月に、「生涯学習都市 三学のまち恵那 宣言」を制定しました。大人も子どももみんなが学び続け、学びで地域の未来を創る試みが積み重ねられています。

地域から日本へ、日本から世界へ――嚶鳴フォーラムin恵那を機に、嚶鳴協議会加盟自治体は、より一層連携し、先人とその教えを活かした取り組みの継承・発展を図るとともに、その成果を積極的に情報発信することにより、よりよき地域づくり、国づくり、世界づくりに尽力していくことを宣言します。

※三学の精神:「少にして学べば則ち壮にして為す有り」「壮にして学べば則ち老いて衰えず」「老いて学べば則ち死して朽ちず」と佐藤一斎が『言志晩録』60で説いた学びの精神。

令和4年11月19日
嚶鳴協議会加盟自治体一同

主催

嚶鳴フォーラムin恵那実行委員会、恵那市、恵那市教育委員会

共催

嚶鳴協議会(大野町、沖縄市、小田原市、釜石市、木曽町、高鍋町、多久市、東海市、長野市、日田市、養父市、米沢市)

後援

岐阜県、学校法人実践女子学園

企画協力

株式会社PHP研究所文化事業部

嚶鳴フォーラムin恵那2022関連事業

この記事に関するお問い合わせ先

社会教育課 文化振興係 

〒509-7292
岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 西庁舎4階

電話番号:0573-26-6853
ファクス:0573-26-2189