嚶鳴協議会

更新日:2023年04月01日

概要

 市は、佐藤一斎はじめ、下田歌子、山本芳翠、三好学などを、ふるさとの先人として、嚶鳴(おうめい)協議会に参加しています。

嚶鳴協議会

 嚶鳴協議会は、ふるさとの先人を生かしたまちづくり、人づくり、心育てに取り組んでいる自治体が力を合わせ、その取り組みを全国に情報として発信するとともに、切磋琢磨し、先人の志と行動力に学ぶ元気な地方の交流を図ることを目的とした協議会で、平成20年6月1日に発足しました。

 毎年実施される「嚶鳴フォーラム」を中心に、市町長会議、教育長会議、担当者会議など、年間を通して様々な活動を展開し、交流と連携を促進しています。

 平成21年10月には、第3回嚶鳴フォーラムとなる「嚶鳴フォーラムin恵那」が開催されました。「ふるさとの先人を子どもたちの人間教育(徳育)にどう生かすか。そのために、大人たちは何をなすべきか、行政・学校・地域・家庭の役割は何か」をテーマに、活発な議論が行われました。

 平成23年11月の「嚶鳴フォーラムin東海」では、平時の広域連携ネットワーク強化と災害時の相互支援を目指したサミット宣言を発表。平成25年6月には、恵那市を含む嚶鳴協議会参加自治体有志によって「災害時における相互応援に関する協定」が締結されています。

 令和4年11月には、恵那市では2回目となるフォーラム「嚶鳴フォーラムin恵那2022」が開催しました。「『三学の教え』とまちづくり~次代を担う子どもたちのために、今、考えなければならないこと~」を全体テーマに、市町長・教育長の合同会議などを行いました。また、公開イベントとして「子ども嚶鳴フォーラムin恵那」を開催し、協議会加盟自治体のうち恵那市を含めた五つの市町の小中学生が、ふるさとの先人についての発表を行いました。イベントの最後には、合同会議で承認された「嚶鳴フォーラムin 恵那2022 嚶鳴協議会宣⾔」が恵那市長によって読み上げられ、嚶鳴協議会としてより一層連携し、先人とその教えを生かした取り組みの継承・発展を図り、その成果を情報発信して、地域づくり、国づくり、世界づくりに尽力することを宣言しました。

参加自治体とふるさとの先人

参加自治体とふるさとの先人(令和5年4月現在、12自治体)

  • 恵那市(岐阜県)佐藤一斎(江戸時代後期の儒学者)、下田歌子(女性教育の先駆者)、山本芳翠(明治洋画壇の先駆者)、三好学(日本の近代植物学の開祖)
  • 大野町(岐阜県)所郁太郎(幕末の志士)
  • 沖縄市(沖縄県)島マス(沖縄社会福祉の母)
  • 小田原市(神奈川県)二宮尊徳(農政家・思想家)
  • 釜石市(岩手県)大島高任(鉱山学者・事業家)
  • 木曽町(長野県)山村蘇門(江戸時代の学者代官)
  • 高鍋町(宮崎県)石井十次(児童福祉の父)
  • 多久市(佐賀県)多久茂文(多久四代目領主)
  • 東海市(愛知県)細井平洲(江戸時代の教育者)
  • 日田市(大分県)廣瀬淡窓(江戸時代の儒学者・漢詩人)
  • 養父市(兵庫県)池田草庵(幕末・維新期の儒学者)
  • 米沢市(山形県)上杉鷹山(米沢藩九代藩主)

嚶鳴の由来

 「嚶鳴(おうめい)」とは、中国最古の詩集『詩経』に出てくる言葉で、鳥が仲間を集めて鳴き交うという意味です。転じて、仲間を求めて切磋琢磨しながら共に学び、共に成長し合う姿を表しています。東海市の先人・細井平洲が、共に学び、成長し合う場として、江戸に「嚶鳴館」と名付けた塾を開き、全国各地の有為の人材を育んでいったことにもちなんでいます。 下記のページでは、嚶鳴協議会・嚶鳴フォーラムについて、さらに詳しく分かります。

この記事に関するお問い合わせ先

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岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 西庁舎4階

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