国史跡 正家廃寺跡

更新日:2025年02月25日

遺跡の変遷

正家廃寺跡は、恵那市長島町正家の市街地を一望にする丘陵上に立地する、奈良・平安時代の寺院跡です。昭和51年度から54年度まで、平成5年度から11年度までの2次にわたる発掘調査によって概要が明らかにされ、主要な堂塔跡の残り具合が極めて良好なことや、金堂が世界に類のない特異な構造であることなどが高く評価され、東海を代表する古代寺院として、2001年8月に国史跡に指定されました。

最終段階の正家廃寺跡は築地で囲まれた東西二つの区画からなっています。伽藍地(西側の区画)は東西53.7m・南北70.2mで、内部に主要伽藍を法隆寺式に配置しています。東方区画は東西53.7m・南北66mで、内部では掘立柱建物・竪穴建物が検出されており、寺院の維持管理にかかわる施設があったと推定されます。

 遺跡の変遷は、築地の造営、主要堂塔の焼亡を画期として、3期に区分しています。

正家廃寺跡遺構配置図(R06版)

これまでの報告等

地図情報

恵那市正家廃寺跡調査整備委員会

正家廃寺跡の史跡整備のあり方及び学術的な成果の活用等の方策を専門的見地から検討し、恵那市教育委員会に提言するための委員会です。

令和6年度第1回恵那市正家廃寺跡調査整備委員会(令和7年2月3日開催)

     議事録は準備中です。

 

 

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