SL復元に向けて SL復元準備委員会を設立

更新日:2025年12月12日

SL復元準備委員会

 令和5年11月、リニアの開業を契機にSLを復元運行し、地域活性化につなげられないかを検討するため、SL復元検討委員会が設立されました。検討委員会では明知鉄道でSLの復元が可能か調査、検討を重ね、令和6年12月、SL復元のための資金調達や事業継続が可能となる環境を整えることを条件とし復元は可能であると判断。市に検討結果を報告しました。 

 令和7年12月8日、持続可能なSLの継続運行に向けた資金調達やSL推進組織の設立に向けた検討を進めるため、SL復元準備委員会が設立されました。同委員会は、これまでの検討委員会のメンバーに新たに(公財)日本大正村を加えた10委員で構成。SLを通じて地域の魅力を発信するとともに、恵那市にしかない高付加価値な観光資源や産業の魅力を高め、地域の活性化につなげるための準備を行うことを目的としています。

 同委員会の会長に選任された阿部伸一郎さんは、「恵那市だけでなく全国的な課題である人口減少。このまま何もしなければ、恵那市はなくなってしまう。そうならないための地域活性化の手段として、SL は有効であると感じています。将来的にリニア中央新幹線が開通することで、恵那市はリニアと SL の融合する世界唯一の町になります。この委員会では課題である資金面、継続的な運行の 2 点を深堀していきたい」とあいさつしました。

 今後、同委員会ではさまざま視点からSL復元に向けて資金調達の方法や事業継続に向けて検討する他、並行して各部会を開催。令和8年度末を目標に実現可能性を見定めます。

同委員会の内容などの詳細は、以下のページで確認できます。

SL復元の検討概要

  • 内容 市が所有するSL2台を整備し、明知鉄道の路線で運行する
  • 運行日数 1年間で150日(土日祝日)、1日3往復
  • 費用
    イニシャルコスト(車両整備費などの初期費用):約10億7,500万円
    ランニングコスト(車両検査費などの維持管理費):1年当たり約1億5,600万円
  • 財源 国・県の補助金や、企業版ふるさと納税、クラウドファンディング、協賛金などを活用
  • 経済効果 1年当たり約13億円

これまでSL復元検討委員会で検討されてきた内容などの詳細は、以下のページで確認できます。

この記事に関するお問い合わせ先

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