笠置の味を満載した弁当、カヌーチームに
東京2020大会の事前キャンプとして市内に滞在しているポーランドカヌーチームに、地域の味を届ける交流事業。第3弾となる7月28日(水曜日)は、笠置町が、ふれあいハーモニー、橋本屋商店、かさぎゆず組合が提供する食事を届けました。笠置コミュニティセンターに提供者が集まり、宿泊施設で昼食を取るカヌーチームとリモートでの交流会を行いました。
ふれあいハーモニーからは、恵那の味のひとつである五平餅をアレンジした五平バーガー。ハンバーガーでいうバンズの部分は、五平餅を彷彿とさせるご飯。五平餅を作るときと同じく、炊いた白米をほどよく潰して成型し、地元野菜をたっぷり使用した自家製焼き肉のたれで味付けて香ばしく焼き上げました。中に挟むのは、同じ焼き肉のたれで味付けた豚肉や新鮮なレタス、JAひがしみのから寄贈されたトマト。「しっかりと力を出して頑張ってほしい」と画面越しのチームへエールを送りました。
橋本屋商店は、カヌーチームが練習拠点としている笠置峡のすぐ近くの、たこ焼きとお好み焼きが自慢の店。地元の人や観光で訪れた人たちからは、リーズナブルでおいしいと評判です。一般的に流通している球形ではなく釣り鐘型の珍しいたこ焼きが、チームへ提供されました。
デザートとして、笠置町の特産品であるユズを使用したお菓子が、かさぎゆず組合から提供されました。ユズの香りがさわやかな、ゆずカステラ、ゆずようかん、ゆずゼリーを、一度に楽しめるようにパック詰めしました。それを見たチームの一人は、席に着くなり一口つまみ、笠置コミュニティセンターの会場は温かい笑いに包まれました。
五平バーガーを説明するふれあいハーモニー
ユズの紹介をするかさぎゆず組合
さっそく食事を頬張った選手たちは、親指を立てて満面の笑み。チームの代表は「とてもおいしい。珍しい食材を提供してくれたことに感謝します」と話しました。
カヌーチームが練習する木曽川沿いに暮らす、かさぎゆず組合の遠藤和志(かずゆき)さんは「食事が口に合えばうれしい。自慢の木曽川の清流で練習した成果を、東京で発揮してほしい」と笑顔で語りました。
笠置峡ボート・カヌー場近隣の3町が提供した食事について、チームの代表は「質の高い日本食を提供していただけました。日本食の素晴らしさを体験しています」と感謝の言葉を述べました。直接触れ合う交流は叶いませんでしたが、3町の昼食を通じて、恵那を楽しんでもらうことができました。
東京2020オリンピックへ向けて、カヌーチームは31日まで笠置峡などで練習を行います。出発する前には、壮行会がオンライン形式で行われます。
五平バーガーを手に笑顔を向ける選手
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更新日:2021年07月28日