市内13地区で避難所開設訓練などを実施
段ボールベッドの組み立て

おむつ交換、授乳スペース

仮設トイレの設置

体育館全体
9月4日、大雨が起因となる災害が発生した場合を想定し、市総合防災訓練が行われました。本年度は密を避けつつ、市内各地域で役員と市職員らが避難所開設訓練などを行いました。
武並町では、武並小学校児童や地元消防団などが参加して、避難所開設訓練を同校の体育館で行いました。
武並小学校では防災教育に力を入れており、1年生から防災や減災に関する学習をしています。訓練開始の合図がされると、4~6年生は率先して担当の各避難所スペースを設置。総合受付やテントを用いた避難者スペース、障がい者や高齢者のための段ボールベッドを素早く組み立てていきました。
6年生は、今年7月にも段ボールベッドなどの組み立てを体験していたため、各避難所スペースを仕切る段ボールのパーテーションは約10分で設置完了、全体の設置も約35分程度で完了しました。恵那西中学校からボランティアの生徒も参加し、互いに手順を確認しながら訓練を行いました。
訓練に参加した6年生の宮地七海(ななみ)さんは「今日は初めて発電機を起動させる訓練を行いましたが、一度でできました。みんなで協力して訓練ができたと思います」、中家瑠伽(るか)さんは「7月に行った訓練の成果を発揮できました。実際の災害のときに、今回の訓練をいかせるようにしたいです」と話しました。
一方、岩村町では、重要伝統的建造物群保存地区内11カ所で消火栓を使った訓練も行われ、地元住民約300人が参加しました。庚申(こうしん)堂前の訓練では、岩邑中学校の生徒らが、市消防職員から初期消火の大切さやホースの使い方の説明を受けた後、2人1組となり一斉放水訓練を行いました。
一斉放水訓練を行った岩邑中学校3年生の阪上天心奏(てんか)さんは「1人でホースを持つと動いてしまって大変だけど、2人で持つことで、しっかり放水することができた」と話しました。

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更新日:2022年09月05日