3年ぶり、次米抜き穂祭が踊り手と観客とともに開催

長島町正家の「斎田」で9月17日、次米(すきまい)抜き穂祭が開催されました。
奈良県明日香村の飛鳥池遺跡で見つかった木簡に、677(天武6)年に恵奈の米が「次米」として朝廷に献上されたことが記されていたことにちなみ、古くから伝わる恵那の米文化を次世代に伝えていくことを目的に始まったのが、「恵奈(えな)の里次米みのりまつり」。田植えから米の献納までを再現した一連の行事のうちの一つが、稲刈りである今回の「抜き穂祭」です。
11年目となる本年は、3年ぶりに踊り手と観客も参加しての祭りとなりました。豊穣感謝の神事の後、あいさつに立った恵奈の里次米みのりまつり実行委員会会長の河村尚徳さんは「コロナ禍でここ2年は自粛していたが、開催に向け、正家区など多くの方の支援をいただいた。今後もこの祭りを長く続けていきたい」と感謝の言葉を述べました。


本年は、感染症拡大防止のため規模を縮小し、稲刈りをしたのは実行委員会の役員10人。稲刈りが始まると、「恵奈の次米みのりの音頭」の歌と演奏に合わせて地元小中学生や関係者など、女性23人が早乙女姿で田んぼの周りを踊りました。
最後には110臼分の餅投げも行われ、多くの笑顔が見られました。


恵奈の里次米みのりまつりは、9月25日(日曜日)に行われる2022ENAみのじのみのり祭での「献納行列」、その後の「奈良・薬師寺へ次米献納」へと続きます。
この記事に関するお問い合わせ先
観光交流課 観光企画係
〒509-7292
岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 西庁舎3階
電話番号:0573-26-6830
ファクス:0573-26-2861
更新日:2022年09月17日