SDGsのゴールに向けてキックオフセミナーを開催

　本年5月に、本市はSDGs未来都市の認定を受け、SDGsのゴールに向けた取り組みを始めています。11月28日には、持続可能な地域・社会づくりに市全体で取り組むため、市SDGs推進協議会の設立を目指したキックオフセミナーが開催されました。

　セミナーには、SDGsの推進に取り組む市内事業所や団体などの約70人が参加。先進的な取り組み事例などに耳を傾けました。

　三承工業株式会社（岐阜市）の神田純代（すみよ）氏は、女性が活躍できる子連れ出勤などの社内環境整備や、社会の課題をビジネスで解決するといったSDGsの視点を取り入れた経営を行っていることを、事例を交えて紹介。それにより、売り上げの向上だけでなく、社会的信頼や社員の仕事への誇りが生まれ、社会性と経済性を両立させていると話しました。さらに今後、各分野のプロと、互いの強みを生かし弱みを補うパートナーシップを築きたいとの展望を述べました。

　日本ガイシ株式会社の村本正義氏は、恵那電力で行っているJクレジット制度を紹介し、カーボンオフセット商品などを市内企業と一緒に検討していきたいと呼び掛けました。

　参加した恵那ロータリークラブの佐々木元司（もとし）さんは「知らなかったSDGsの取り組みを知ることができ、今後の参考になりました」と話しました。

　市では、協議会に賛同する事業所などにパートナー会員への登録を呼び掛けており、12月中にSDGs推進協議会を立ち上げるよう準備を進めます。