浮世絵に描かれた歌舞伎を楽しむ 中村いてうさんのトークショーを開催

更新日:2023年03月17日

トークショーで浮世絵を踏まえ歌舞伎について語る中村いてうさん

 3月16日、市出身で歌舞伎俳優の中村いてうさんを招き、トークショー「中村いてうさんと楽しむ江戸の役者絵」が中山道広重美術館で開催されました。

 トークショーは、中山道広重美術館の企画展「江戸粋戯場伊呂波 (えどのいきかぶきのいろは)」の関連イベントとして開催されたもの。市内外から40人が参加し、中村さんや学芸員と共に企画展の作品を鑑賞しました。中村さんは作品に描かれている歌舞伎役者の構図などについて「この役者は鼻が大きかったことから、鼻を強調するため横顔の型ができた」など歌舞伎の魅力を分かりやすく解説。浮世絵は歌舞伎界にとっても大切な資料であることを伝えました。その他にも中村さんが十八代目中村勘三郎(当時は中村勘九郎)に弟子入りしたきっかけや劇中の立ち回りの型の考案などを行う立師(たてし)に関する話などもしました。

 トークショーを終えた中村さんは「歌舞伎について解説することで、地歌舞伎の発展につながればうれしい」と話しました。

 岐阜市から参加した太田日登美(ひとみ)さんは「昔から歌舞伎が好きです。中村さんが制作に携わった番組の話など、ここでしか聞けない話が聞けて良かったです。中村さんの解説を聞いて浮世絵の見方が変わりました」と喜び、作品鑑賞を楽しんでいました。 

浮世絵にちなんだ歌舞伎の魅力を語るいてうさん

中山道広重美術館企画展

問い合わせ 中山道広重美術館(恵那市大井町176-1 電話0573-20-0522 )

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