農高生が地元食材を使い、ふるさと納税返礼品を開発

恵那農業高等学校の永冶さん(左)と森さん(右)
地元の食材を使い、ふるさと納税の返礼品を作りたいという思いから、恵那農業高等学校は株式会社トーノーデリカ(中津川市)と共同して「農高味噌どり」を開発しました。3月28日、同校食品科学科3年生の生徒らが市役所に訪れ、商品の完成報告を市長に行いました。
「農高味噌どり」は、恵那産の鶏肉ブランド「恵那どり」を、農高生が手作りしているみそに漬け込んだもので、商品のラベルも生徒が自ら手がけました。農高のみそは学校祭である「農高祭」で販売するとすぐに完売してしまうほどの人気商品。じっくりと熟成・発酵させ、微生物が作り出す甘みとうまみが特徴です。農高のみその味を最大限に生かすため、その他の調味料は最小限に抑えたというこの商品は、焼くだけでおかずの主役としておいしく食べることができます。商品開発の構想やレシピは、昨年度卒業した3年生から引き継いだもので、今年度卒業する3年生が完成まで導きました。


食品科学科3年生の永冶海空翔(みくと)さんは「みその酵素で肉のタンパク質が分解されることで、柔らかく、おいしく仕上がっています。子どもからお年寄りまで食べていただける商品ができあがりました」と、森麻緒(まお)さんは「商品開発に携わった全員が『おいしい、これにしよう』と意見が一致して決まりました。農高のみそを知ってもらうことで、恵那だけでなく東濃のことも知ってもらえたらうれしい」と笑顔でPR。試食した小坂市長は「誰でも食べやすい、とても良い味付けになっていると思います。今回の経験を、今後の社会生活にもぜひ生かしてください」と話しました。
今回開発した「農高味噌どり」は、中津商業高等学校の 「五平鶏」(農高のみそも使われています)、瑞浪高等学校の「とまチキ」と共に1セットとし、令和5年度から本市のふるさと納税返礼品として使用されます。
この記事に関するお問い合わせ先
農政課 農政係
〒509-7292
岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 西庁舎3階
電話番号:0573-26-6831
ファクス:0573-25-8933
更新日:2023年03月28日