ポーランド共和国との交流 美術館同士が友好協力の締結へ

更新日:2023年09月04日

準備書面を手に笑顔を見せる関係者

8月30日、ポーランド共和国クラクフ市にある日本美術技術博物館マンガで、同館と本市の中山道広重美術館が「友好協力に関する協定書の締結に向けた覚書」を取り交わしました。

覚書の内容は、中山道広重美術館と日本美術技術博物館マンガが、来年3月に本市で友好協力協定書を調印するよう協議を進めるというものです。

本市とポーランド共和国は、ホストタウン事業を契機に交流を続けており、本年5月からは、同じ浮世絵版画をコレクションに持つ両館が友好協力できるよう準備を進めてきました。翌年3月に正式に協定締結となれば、日本美術技術博物館マンガは設立30周年、本市は市制20周年という双方にとって記念の年に、華を添えることになります。

署名をする館長と理事長

協定の締結に向けた覚書に署名した日本美術技術博物館マンガのノヴァク館長は「心から感謝しています。今後締結する協定は我々にとって重要なもの。これからの協力が素晴らしいものになると確信しています」と述べました。

中山道広重美術館の長谷川佳子理事長も「心からうれしいです。今後の交流は素晴らしいものにつながります」と喜びました。

今後は両館で協定締結に向け、準備を進めます。

日本美術技術博物館マンガ

クラクフ市は人口約77万人。ポーランド南部に位置し、11世紀から16世紀にかけてポーランド王国の首都として栄えた都市です。中世の建築物が残る旧市街は、世界遺産に指定されています。

日本美術技術博物館マンガは、日本や極東の芸術・文化を広める様々な活動を行っている国立の文化機関。ポーランド人のフェリクス・ヤシェンスキが収集し、クラクフの国立博物館が保管していた浮世絵版画、絵画、武具など、総数15,000点の日本美術品などを中心に作品を収蔵しています。館名のマンガとは、現代のマンガを指すのではなく、葛飾北斎の『北斎漫画』に感銘を受けたフェリクス・ヤシェンスキのペンネームからきています。

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