「地域みんなで武並町の子どもを育てる」武並コミセンが優良公民館表彰を受賞

　武並コミュニティセンターが、文部科学省が行っている第76回優良公民館表彰を受賞し、2月28日、市長に報告に訪れました。

　同表彰は、公民館やその他公民館と同等の社会教育活動を行う施設のうち、特に事業内容や方法などに工夫を凝らし、地域住民の学習活動に大きく貢献しているものを文部科学大臣が表彰するものです。全国で69館が表彰され、県内で表彰を受けたのは2館。市では令和元年度（第72回優良公民館表彰）の笠置コミュニティセンター以来、4年ぶりの受賞です。

　武並町は少子高齢化や地域のつながりの希薄化などの問題を抱えています。同コミセンは、武並町青少年育成町民会議と武並地域学校協働活動推進委員会を活動の母体とし、武並小学校学校運営協議会などと連携しながら、地域と学校が思いを共有した活動を取り組んできました。見守りボランティアによる登下校の見守りや、地域で行うラジオ体操、地域ボランティア団体による本の読み聞かせ、「広報たけなみ」による情報発信など、その活動は多岐に渡ります。その結果、少子高齢化やコロナ禍によって減少傾向だった地域行事への参加人数が増加し、子どもが地域住民と関わりながら共に学ぶ場面が増えて地域の活性化につながりました。

　武並町青少年育成町民会議会長の宮地伸佳（のぶよし）さんは「長年の積み重ねが受賞につながりました。ボランティアなど、携わってくれた方たちのおかげです」と受賞を喜びました。小坂市長は「地域全体で子どもたちを支えていることが分かります。他の地域にも良い取り組みが広がっていくとよいです」と話しました。