世界ラリー選手権2024

世界ラリー選手権(WRC)フォーラムエイトラリージャパン2024が、昨年に引き続き、愛知県と岐阜県を舞台に開催されました。本市が舞台となった11月23日には多くファンが市内各地を訪れ、世界最高峰の走りを堪能しました。
大会は、11月21日から24日までの4日間、愛知県豊田市や岡崎市、恵那市などに設けられた全21のコース(SS)で競技が行われました。
市内には、山岡町・明智町・上矢作町を通る「恵那SS」と東野から中津川市に向かう「根の上高原SS」の他、今回「笠置山SS」が設けられ、笠置山モーターパークとその周辺の林道が新たにコースとなりました。コース沿いに設けられた観戦エリアでは、事前にチケットを購入した全国のラリーファンが声援を送りました。
SSとSSの間の移動区間(リエゾン)では、法定速度で目の前を通過するラリーカーを見ようと多くの人が訪れました。リエゾンでは地域イベントやパブリックビューイングなども行われ、各地でにぎわいを見せました。
この日市内では、宿泊なども含め、各観戦エリアに約5,600人が訪れ、約19,900人がリエゾン応援エリアでラリーを楽しみました。
ブルーインパルス
大会初日となる11月21日には、航空自衛隊ブルーインパルスによる展示飛行が行われ、大会に華を添えました。
ブルーインパルスは、メイン会場である豊田スタジアムの他、恵那駅上空付近も飛行。恵那駅前から正家交差点付近にかけては、滅多に見られないを飛行を見ようと多くの人が歩道に立ち、スモークを出しながらあっという間に通過するブルーインパルスを見守りました。

SS観戦エリア
笠置山モーターパーク観戦エリア(中野方町)
本年初めて競技区間(スペシャルステージ)となった笠置山モーターパークでは、開催を待ち望んでいた多くのラリーファンや市民らでにぎわいました。
午前8時頃、競技が始まると間近で繰り広げられるラリーカーの大迫力の走りや胸に響く爆音に大きな歓声を上げていました。観客らは、ラリーを堪能する一日となりました。

山岡駅観戦エリア
山岡駅観戦エリアは、恵那SSのスタートと明知鉄道が同時に見られるエリア。明知鉄道内には、地元山岡小学校の希望した児童と保護者が34人が乗り込み、特別に停車した車内から声援を送りました。
4年生の藤井心絆(しんば)さんは「スタートが目の前だったので、音が大きくて大迫力だった」と喜び「電車の中でラリーが見れる機会はほとんどないから、うれしかった」と話しました。


田沢観戦エリア(山岡町)

上矢作観戦エリア
上矢作観戦エリアは、稜線をつづら折りに駆け上るラリーカーを間近で見ることができる自然豊かなエリア。森の中からラリーカーが駆け上る音が聞こえてくると、観客からは大きな歓声が上がりました。

リエゾン
恵那駅前リエゾン応援エリア
本年初めてラリーカーが通過する恵那駅前リエゾン応援エリアでは、恵那駅前交差点からバロー恵那ショッピングセンター付近まで観客が広がりました。信号待ちになると多くの人がドライバーに手を振り、リエゾンならではの楽しみを満喫していました。
この日は、ラリーを応援しようと「WRC応援まちなか市」も開催され、地元の飲食の出店やパブリックビューイングなどでにぎわいました。
さらに、ラリーカーの通過しない時間帯には自動運転車両が走行し、試乗を楽しむ姿も見られました。



岩村リエゾン応援エリア
大会屈指の人気エリアとされる岩村リエゾン応援エリアには、古い町並みを走るラリーカーを間近で見ようと、大勢の人でにぎわいました。沿道では旗を振ったり声をかけたりして応援。大声援に、ドライバーが手を振る場面も見られました。


明智パブリックビューイングエリア
明智町の市街地には、本年はパブリックビューイングエリアが設けられ、明智かえでホールでのパブリックビューイングの他、大正村浪漫亭前ではクラシックカーの展示も行われました。
リフューエル
ラリーカーが給油などを行うリフューエルでは、到着予定時刻より前から、マシンから降りる選手を一目見ようと熱心なファンが集まり、選手の姿が見えると声を掛けたり写真を撮ったりしていました。
唯一の日本人ドライバーである勝田貴元選手には特別大きな声援が送られ、勝田選手が手を振る姿も見られました。


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更新日:2024年11月29日