障害者理解促進へ たんぽぽ福祉会が漫画を寄贈

6月25日、知的障害者支援施設などを営む社会福祉法人たんぽぽ福祉会から、漫画『はたらくことは生きること』1,000部が寄贈され、市役所で贈呈式が行われました。
本漫画は、社会福祉法人たんぽぽ福祉会の小板孫次(まごつぐ)理事長の書籍『育ちつづける人達』(2009年9月)、『はたらくことは生きること』(2014年2月)を、子どもを含め多くの人に気軽に読んでもらうため、本年5月に漫画化したものです。これまでのたんぽぽ福祉会の取り組み事例が分かりやすく描かれており、障害者理解促進に活用してほしいと寄贈されました。
遠山千里(ちさと)総合施設長は「子どものうちから知的障害を正しく理解してもらいたいと思い、子どもでも読みやすいようにと漫画を発行しました。多くの人に読んでもらいたいです」とコメントしました。
小板理事長は「施設では、部屋の施錠はせず、食事は陶器の食器を使用しています。リスクは伴いますが、利用者の皆さんに、“普通”の幸せを感じてもらうために必要なことだと考えています」と運営していく上での思いを語りました。
小坂市長は「障害の有無にかかわらず、誰もが安心して暮らせる町こそが、理想の町だと考えています。SDGsの観点からも、このような取り組みが市内で行われていることを嬉しく思います。寄贈された漫画は有意義に活用させていただきます」と感謝を述べました。
岡田教育長は「漫画を読んでみて、教育者としても、学ぶことや考えさせられることが多くありました。子どもたちだけにとどまらず、保護者や先生方にもぜひ読んでもらいたいです」と話しました。
今回寄贈された漫画は、市内小中学校の図書室や学級文庫を中心に受け入れ、広く活用します。

漫画『はたらくことは生きること』を持つ、小板理事長(右)と遠山総合施設長(左)

書籍『育ちつづける人達』(右)、書籍『はたらくことは生きること』(中央)、漫画『はたらくことは生きること』(左)
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更新日:2024年06月29日