恵那高生が3年間の研究成果を発表

更新日:2024年07月08日

SSH研究成果を発表する生徒

岐阜県立恵那高等学校で7月4日、生徒が自ら課題を設定し研究を進める課題研究の発表会があり、理数科3年生がそれぞれの成果を発表しました。

同高は、文部科学省からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けており、その活動の一つとして課題研究を行っています。生徒らは1年生でテーマを決め、3年間かけて、物理、化学、生物の各分野で研究を進めてきました。

この日は、栗菓子の製造過程で出る栗の渋皮からインクを作る研究、牛乳を有効活用しようと酢で固めて牛乳プラスチックを作る研究、食卓から食パンを落としてしまったときバターを塗った面が床に付かないようにするための研究など、さまざまな視点からユニークな研究が発表されました。

SSH研究成果を発表する生徒2
SSH研究成果を発表する生徒3

手の乾燥の原因と改善を調べたグループは、温度や湿度を変えて手の水分量を調べ、さらに、ハンドクリームを塗った場合と塗らない場合を比較。その上で、ハンドクリームに含まれる成分の組み合わせでは何が最も効果があるかを餅の表面に塗って観察し、ライスブランバター・ホホバオイル・ミツロウの組み合わせなど、2種類が最も効果的だったと発表しました。

研究した菅野葵(すがのあおい)さんは「天然由来のもので何が最も保湿に効果があるか調べようと思いました。効果があった成分にエッセンシャルオイルで良い香りを加え、成果物としてのハンドクリームを作りたいです」と話しました。また、本木香帆(もときかほ)さんは課題研究について「疑問に思うことを調べていくと予想外の結果が出ることもあって、継続して研究していく楽しさ知りました」と3年間を振り返りました。

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